イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

イズミルの朝

2005-09-15 21:45:25 | イズミル暮らし・イズミル案内
イズミルの朝は「ゲヴレーッキ、ボヨーズ」という
パン売りの声で始ります。ゲヴレッキとは、リング状の
ごまパン(一般的には「シミット」と呼びますがイズミル
ではなぜか「ゲヴレッキ」)、ボヨズはパイ生地で塩味の
丸いパン。夜更かしで朝の遅いイズミルっ子たちは、
ベランダからパン売りを呼び止めてスルスルとお金の入った籠を
おろし、そこへゲヴレッキやボヨズを入れてもらいます。
そして、沸かしたてのチャイと白チーズ、はちみつ、
オリーブなどと共にいただくのです。

そのあとは、野菜や果物を積んだトラックが来ます。
トマト4キロ1ミリオン(100円くらい)、メロン3個で1ミリオン!
などなど季節によって価格は違いますがマーケットや市場へ
行かなくてもアパートの5階からでも籠を下ろせばすぐに買い物が
出来るのです。
トラックではなくレモンだけを歩きで売りに来るおじさんや靴磨き道具を
かついでくるおじさん、茹でとうもろこしを鍋ごと運んでくるおじさんと
デパ地下も真っ青なしなぞろえ(?)です。