こ と の 端

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錯 乱 狂 気

2016-10-22 22:00:26 | Weblog
殺戮と報復を許容する認識の集合



文明とは呼ばない

戦闘が公然と行われている社会の放置を

平和だと思ってはならない

生命が

我欲

に囚われている限り

争いの種

は尽きない


一人称を多用する言語文化



対立をおびき寄せ

高まったエネルギーが

解放された瞬間に

命が消えることがある


英語が公用語となっている世界では

折り合いをつける努力は

敗北に等しい行為


交渉に行き詰まれば

対決を迫るのが

順当な共通の道

これが

文明と呼んできた

問題を内包する

地域に固有の複合社会

が組み立ててきた歴史

の在り方


富を効率よく

そして

より多く得ようとして

侵略が開始され

奴隷労働の上に

最初の文明社会が築かれたり

廃れたりしてきた


帝国主義は

弱者の犠牲の上に成り立っていた

かりそめの支配形態が

通有する負の遺産

繁栄した帝国主義は

一例もミアタラナイ


被支配階級が飽和すれば

大航海時代を経て

見出された新大陸や

未開の野蛮な集団を懐柔し

富を奪う行為が常態となる


文明は未開を蔑み

富を献上させるための植民地

へと野蛮な暮らし

を置き換えた


過去の植民地政策のすべてが

宗主国を豊かにし

先住民の暮らしは

富の簒奪を許すことを余儀なくされ

著しく

貧しい暮らしを強いられた

最初の支配と被支配の関係は

文明が野蛮を規定したことによって

構造化され

帝国主義的支配を

世界各地へと蔓延させた


アフリカの沿岸部では

奴隷貿易がビジネスとなり

内陸部では

宗主国の身勝手な意向の変化で

分断された民族同士が

殺し合う経過が残され

覇権の奪取を目論む

勢力同士の争いが

未だに続いている部族と地域が

内戦へと突入する事例

さえ現実化する

という愚か極まる負の時代

を生み出すに至らしめた


中東では

宗派間の相違

を理由とする対立が極まり

イスラム国を自称する組織までをも

台頭させる結果となった


共和党大統領となったブッシュジュニアが

イラク進攻を正当化し

その理由となった

大量破壊兵器の存在を確かめることなく

当時のイラク大統領フセインを逮捕し

形式的な裁判で

直ちに処刑してしまった経緯は

当時の報道がよく伝えていた


正当な理由のない侵攻作戦だった

ということがテロリストに

聖戦という名の口実を与え

アメリカを長期戦へと引きずり込み

消耗戦を挑む目的で

宗派間の対立を煽るための自爆攻撃を

どちら側からともなく

相互間で勝手に行ないはじめる

という顛末を米軍が導いた


その結果

力のある指導者を不意に失ったイラクは

外部勢力の侵入を防ぐことができなくなり

原理運動を標榜するテロ組織に

主導権を与え

イスラム国を自称する勢力が

俄かに台頭する環境を

アメリカ自らが整えた


9.11に対するアメリカの報復が

大量の難民を派生させ

英国民にEUから離脱するよう

促して市場規模を圧縮し

国際経済を危機的状況へと

陥れた


米軍の撤退と入れ替わるようにして

野火のように

イスラム国の勢力拡大は

そこから急速に広まった


同時多発テロをアメリカで演出した

それぞれの集団が

イラク戦争へと米政府をおびき寄せ

戦費の調達を目的とする

原油相場の一方的

かつ連続的高騰

をWTIに人知れず実行させ

資源コストの急激な上昇を

世界全体へと例外なく強要し

国際経済の成長を抑圧する結果

を等しく押し付け

宗教的解釈を自在に操り

反米感情に火をつけた


アメリカはドルの供給量を俄かに増やして

戦争遂行を可能にするための

戦費の調達を

市場を動かすための情報を

積極的に漏洩することにより

エネルギー省長官に

ガソリンの需給がひっ迫する

という情報をリークさせたり

原油の調達を

世界規模で急がせたりなどして

ドルの供給量の膨張を図っていた

ということが

2008年秋になると

市場で大量に余らせたそのドルが

リーマンショックを引き起こすこととなり

国際経済に深刻な脅威を植え付ける

という経過を呼んだ


まさしく因果は巡るものなのだ


これによりアメリカは増税することなく

2001年の9.11を起点とする

報復戦名目の産油地域への関与を深め

ISという名の鬼子を逆に産み落とし

その後始末をするために

ロシアを土俵へと引きずり込みはしたものの

状況を却ってより深刻化させてしまう

という結果へと繋げてしまったのだった


こうして巡る因果が世に祟り

混沌の闇が膨張を始め

不可視化の波が伝播していくようになり

見えない影に怯えるエスタブリッシュメントらを

軍事予算の増加へと闇雲に走らせた


平和が呆気なく実現してしまうようだと

アメリカの兵器産業と銃器製造企業のすべては

市場を失ってしまう

兵器の需要増を図る意味でも

戦争状態の継続を

軍産複合体制は今でも

必要不可欠な措置だと

確信しているのである


文明の歴史は

欲望と暴力

そして

利益と破壊

を繰り返すための

不健全な意識に基づく

誤った認識の意図的な正当化

で盈ち満ちている


一人称を多用する言語文化は

必然的に

我欲の押し付け合いで

力による決着

がつくその日まで

戦い続けることとなる


その意味で

主語を省く言語文化を彫琢しつづけてきた

日ノ本の民の祖先たちの見識の高さ

というものが

改めて見直されて然るべき時を

やがて迎えることとなる


文明の基礎となるのは

あいまい



とされてきた日本語以外に

何一つ

存在し得ない


相互間で忖度しあう

磨き抜かれてきた固有の文化が

日本だけに根付くこととなり

その歴史を閲してきたということが

新文明のあるべき姿を

いま

世界中へと発信する時代

を極東へと連れてきた


日本式カルチャーが具有するようになった

特殊な意味を

世界が見極めようとして

積極的に近寄ってくる

時代背景が既に作られている


日本に固有の文化が

世界標準となったとき

文明と呼ぶに値する

繁栄が導く平和状態の実現を

はじめて

地球上へと産み落とす


アメリカ型の民主制度と教育システムが

日本文化を見損なわせる

根拠となっていた

この事実を証明する時代が

すぐ近くへと

やってきている


不具合の源である

欧米型の民主政治と

学力重視の高等教育が

日本をアメリカの犬

となりたがる政府を育成し

そのための重石

となって機能するよう

北朝鮮を位置づけさせた

早い段階で対処しておけば

北の核実験と

それによる六者協議の開催は

無用であった


世界を指導する役割を

日本が果たすその日

は近い

手段となるのは

エネルギーコストがゼロの

環境性能に優れた

小さな電源の分散配置


エネルギーの自給自足体制

が成り立つことを証明することができた時

安全保障政策は

大転換せざるを得なくなる

エネルギーコストの最小化は

地下資源の消費を

不要なものにする

それによる可処分所得の増加は

デフレから抜け出せずにいる

逼迫した経済を

賦活して成長できるようにする

装置の供給権を保持する国は

核の廃絶と戦争する理由を

同時に

消し去る


垂涎の的となる何かを持つ国は

攻撃されることがなく

友好的関係を築かせ

繁栄による平和状態の実現

を可能にする


やるべきことは

環境型の小型電源の開発

を急ぐことであり

その供給権を手段とする

安全保障政策に代わる

繁栄保証政策の普及

という枠組みとの交代

による価値基準の入れ替え

なのである


電源の小型化と

その分散配置の実現は

送電線を直ちに不要なものにする

住宅の単位で

電力を確保することで

無駄な損失を省き

繁栄の実現を加速する


交流の長距離高圧送電がインフラ

なっている限り

気候の変動は深刻化する一方でありつづけ

永遠に止まらない


問題認識能力の不在が

現状の

不具合で満たされた

不毛な似非文明を産み育て

淘汰圧を複合させることにより

多様性を認めない姿勢の

劣った社会を

望ましく思う指導体制を

延命させてきたということが

温暖化を急がせた


経過と結果による証明が示すのは

善と信じて不善を為す

という余りにも愚かな行為

無知であることを悟らない指導者が

環境と経済の同時進行

を急がせた


数の論理による政治制度と

資本の論理による経済体制の拡大が

世界から安定と安寧を奪い

力による決済

を妥当なこと

として許容する文化を

昂然たる態度で

平然として

成立させた


此れが多くの過誤

と錯誤で満たされている

現代社会を不毛なものへと変えてしまった

そのたったひとつの水源池
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