ハンターなんて大げさなもんじゃないんですけどね。今まで気にも留めなかった
ものが、一度興味を抱くと、自然とむこうから目に飛び込んでくるような気がします。
と、いうか視界に入っていても興味がなければ見えてないのかも知れませんね。
この車石もそうです。存在は知っていましたが、仕事の合間をぬって探し求める
ほどでもなかったけど、この前(11月26日)に偶然遭遇。
以来、車石のほうから、「私を見つけて!」、とコンタクトしてくるかのように、ところ
どころで目にするようになりました。(声は聞こえませんョ。念のため)
これは日ノ岡。この石塔の台座部分、ぐるりが全部「車石」。
こちらは旧東海道街道、追分にある閑栖寺の「車石」。
この寺の創建は天文23年(1554年)で、元禄12年(1699年)の追分の大火で類焼
しましたが享保13年(1722年)に再建されたそうです。
その当時はまだ車石は施設されていませんでしたが、文化2年(1805年)以降、寺の前
敷かれた車石をずっとこの寺は見守っていたんでしょうね。
なにしろ三里(約13㎞)にわたり敷き詰められた石ですから、その量も膨大な数です。
京都市内にも何箇所か保存されているようですが、残りはどこへいってしまったんでしょうね。
もしかしたら、漬物石としてアチコチの家に残されているかも知れませんナ。
そういえば京都市電が廃線になったときも、敷石が売りにだされて、ときおり路地や庭で目に
することもありますナ・・・。
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