秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

尾形乾山と法蔵寺。

2009年11月04日 08時11分30秒 | 京都非観光迷所案内
今回の「鳴滝放浪」(毎回タイトルが変わってますョ~)も4回目。いろいろ巡って
いるみたいですけど、ほとんど半径100メートル位で行動してます。

近所には「大根焚」で有名な「了徳寺」もありますけど、私が興味を抱くのは
今出川河原町の「了徳寺跡」のほうですから、今回はパスします。

車一台がやっと通ることができる道を逆戻りして、一筋目を右折、目的の「法蔵寺」へ。

↑「不許葷酒入門」(ネギやニラ、酒の入門を許さず)。ん~さっき食べた「桃花春」
のラーメンにニンニクが入っていた気がするけど・・・・・。

このお寺も禅宗のお寺で、観光寺ではないため、見学には許可が必要です。

↓上の戒檀石や、この石が禅寺である証明。

龍安寺の石手鉢「吾唯知足」と同じ文字が刻まれています。



この石碑を見るのが今回の目的の一つ。尾形光琳の影に隠れて地味な存在ですけど
弟の「乾山」も陶芸界では著名な存在です。

その「乾山」が最初に窯をひらいたのが、この地だそうです。

寺裏の墓地から見た市内の風景。「乾山」が暮らしていたころはもっと見通しが
よかったんでしょうね。都のブルジョワジーたちと華やかな世界に遊んだ光琳と違って、
こんな人里離れた地に窯をひらいた「乾山」の人柄がなんとなく忍ばれる風景です。



墓地の仲介業者となにやらトラブルがあったようで、開発も途中でストップして
いるようです。掘り返された山肌が痛々しいですナ。

先に見える鳥居の所まで行きたかったけど、立ち入り禁止になってました。

この鳴滝近辺、時間が許せばもう一度ゆっくり散策したいものです。

↓法蔵寺ホームページ
http://www11.ocn.ne.jp/~hozo-ji/


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2 コメント

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Unknown (タカユキ)
2009-11-04 11:34:33
墓地の仲介業者というのは893ですね多分。
今全国的にこの手のトラブル多いみたいです。

あの世界もシノギが大変みたいで目を付けたのが
墓地だとか。

この辺りも少し山を上れば景色がいいですね。

河原町今出川の方は最近なんやら人の出入り
が激しいです。あそこが廃寺になったのも
もう一つ不透明な部分が、、、、、、、。
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タカユキさんへ。 (秀明)
2009-11-04 12:27:38
墓地といえば、最近表に出ないあの女占い師も
お墓でそうとう荒稼ぎしましたね。

葬式代やお墓を値切る人はあまりいない、
おいしいビジネスだから金銭の絡んだトラブル
は絶えないんでしょうねぇ・・・・。
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