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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台52「運命/未完成」「真夜中の訪問者ほか」 ブラジル 渋谷ギャラリーデコ

2010年07月13日 | そんなご舞台な2010
舞台52「運命/未完成」「真夜中の訪問者ほか」 ブラジル 渋谷ギャラリーデコ

ブラジルの短編の2つの連続公演でした。おもしろかったのですが、短編は、なかなか難しいなぁというのが実感です。「何が難しいのか」自分でもよくわかりません。なんとなく、うまく「落ち」をつけて終わらせる。それでうまく終わってしまうのが、ちょうどいいような、よすぎるような・・・西山聡クンの不安そうな芝居が、先読みできてしまうような気がしました(笑)

舞台51「浦島氏の教訓」 殿様ランチ2010年夏公演 シターサンモール・スタジオ

2010年07月12日 | そんなご舞台な2010
舞台51「浦島氏の教訓」 殿様ランチ2010年夏公演 シターサンモール・スタジオ

初の殿様ランチでした。淡々と始まり、軽妙な会話で物語が進み、ちょっとした事件があり、そして何事もなく終わってしまう。悪くはないのだけど、物足りなさを感じてしまいました。ねらいはそこだとしても、もう少しパンチがどこかでないと、人の心の中に、何かを残せないと思います。このままでいくなら、もう少し出演者のレベルをあげないと、ドキドキしないようにも思います。いいところまで来てるのだけど、肝心の所で、殿様はUターンしてしまってるようです。

舞台50「元気で行こう絶望するな、では失敬」 パラドックス定数

2010年07月09日 | そんなご舞台な2010
舞台50「元気で行こう絶望するな、では失敬」 パラドックス定数第22項
三鷹市芸術文化センター星のホール

あまり太宰に興味のない私にとって、そんな期待は持っていませんでした。開演直後20人の男子高校生ばかり、いっせいにセリフの嵐。誰だ主役は、誰を見ればいいんだ?あまりの集団劇に、すこしばかりワールドカップサッカー観戦の疲れが出て、寝てしまう。はっと気がつくと、みんな大人になっていて、なんかおもしろそう。うん、おもしろい、いいじゃんこれ・・・最初に奇をてらった感があり、それに乗れなかった私はバカだったのか・・・

舞台48 「恋する剥製」 クロムモリブデン 

2010年07月06日 | そんなご舞台な2010
舞台48 「恋する剥製」 クロムモリブデン 赤坂レッドシアター

少しずつ、クロムモリブデンのテイストが変わってきたように思います。以前はかなりかぶり物や、模型などを駆使して日常に異空間を作り出していたように思います。今回はかなりノーマルなストーリー展開でした。それがいいかどうかは置いといて、やはりあのラストは中途半端な感じがしたのは事実です。ノーマルな展開にするなら、それなりのラストを用意してほしかった。異空間な展開なら、それもありと思ったのです。それと気になったのは、中川クン扮する警官が、トルコの格闘技にあれだけこだわっているなら、きっとそれなりのスタイルが出てくると思ったのですが(^^;)前振りだけしといて、結局出てこないじゃんという、物足りなさも残りました。

2010年6月7日(月)から

2010年07月05日 | そんなご舞台な2010
2010年6月7日(月)
事務所に、最近マスコミを賑わしてる神田瀧夢が訪ねてくる。久しぶりの再開。最近、自伝を出版社から出している。いろんな事を、懐かしく話し合った。彼の自伝をもらって、帰宅して読む。夜は、吉祥寺で、渡辺哲さんの舞台を見る。偶然、昔現場で一緒だった仲間と再会。彼はプロデューサーになっていた。今日は、懐かしい人達に会う日なんだ。終演後、出演者のみなさんと痛飲する。
今日の万歩計、6700歩

2010年6月8日(火)
朝、近くの整骨院で治療を受ける。最近体が重くダルイ。ゴルフの影響で両親指が炎症を起こしてるよう。夜、パルコ劇場で観劇。今日も、角川映画のプロデューサーと久しぶりに再会。一緒に痛飲する。
今日の万歩計、持ち忘れ(^^;)

2010年6月9日(水)
朝から映画のキャスティングの件で、かなりゴタゴタ。なかなかすっきりはいかない。午後から、昨年から今年にかけて参加していた映画の初号試写がイマジカである。なつかしい顔ぶれがいる。そのまま今日はすんなり帰宅。溜まっていたTVドラマを見る。MOTHER・新参者・龍馬伝を見る。MOTHERではいつも感動してしまう。あの芦田愛菜ちゃんは天才だ!
今日の万歩計、6800歩

2010年6月10日(木)
午後からキャスティングの重要な会議をする。さぁ、どうなるか。夜は、吉川事務所のスタッフで食事会。途中から、C社のプロデューサー2人が参加して、隣のテーブルで、うちのスタッフの1人と仕事の打ち合わせを始める。こちらのテーブルでは、わいわいと飲食。そのうちに今度はK社のプロデューサー3人が乱入。もう、2次会カラオケも含め、痛飲の極み(^^;)
今日の万歩計、5000歩

2010年6月11日(金)
今夜、ワールドカップ南アフリカ大会が開幕する。だが、日本代表は絶望的・・・
昨夜の飲食の二日酔いもなく、ちゃんと起きる。前からの約束で、V学校でのゲスト講師で呼ばれる。なんだか、Z学校からもゲスト講師で呼ばれそうな感じ。どうなんでしょうか・・・今日は、早く帰って、TV観戦しよう。

2010年6月12日(土)
北野監督の新作「アウトレイジ」の初日舞台挨拶のため、午前9時にワーナーブラザーズ本社に向かう。いよいよこの日が来た。準備してバスで新宿ミラノ座に向かう。1200席が、1回目と2回目とも満員。すごい。バルト9でも、ミラノ座に入れなかったお客さんが流れたらしい。このまま、客足が落ちないことを願う。
今日の万歩計、5800歩

舞台47 「フツーの生活・沖縄編」 紀伊国屋ホール

2010年07月01日 | そんなご舞台な2010
舞台47 「フツーの生活・沖縄編」 紀伊国屋ホール

脚本・演出が大好きな中島淳彦さんなので、見逃せません。素材が沖縄戦なので、かなりつらいストーリーと覚悟をしていましたが、これほどまでにストレートとは思いませんでした。どこかに、笑いと笑顔で救ってくれると思いましたが、最後まで「救い」はありませんでした。それはしかたないかもしれませんね。沖縄戦を笑いで描くことは無理なのでしょう。
しかし、この素材を使うなら、新しい「何か」がほしいです。だって、ほとんどのエピソードは、いろんな映画・ドラマで使われているからです。この素材を中島さんが扱う、「何か」がほしいです。
もしあの洞窟に、傷ついたアメリカ兵とか、脱走したアメリカ兵とかいたらどうなるか?おもしろそうだけど、すでに大島渚監督が映像化してるしなぁ(^^;)

舞台49「2番目、或いは3番目」 ナイロン100℃ 35th シーズン 本多劇場

2010年06月29日 | そんなご舞台な2010
舞台49「2番目、或いは3番目」 ナイロン100℃ 35th シーズン 本多劇場

ナイロン100℃(ケラ・サンドロヴィッチ)も、変化の時期に来ているのでしょう。それは、本人の私生活の変化が引き金なのかもしれません。それはそれで、当然の成り行きだと思います。その形は、「破壊」→「避難」→「創造」と流れているように見えます。これを進める重要な核が、劇団員とは違う血が流れている、ミュータント(特別変異体)俳優でしょう。それが、緒川たまき・小出恵介・谷村美月らの出演者達に違いありません。その中で、緒川たまきが、まるでずっと昔からいる劇団員と思えるほどなじんでいました。それは、ストーリーをわかりやすくするには、とても効果的だったと思いますが、他のミュータントに強いキャラクターを持たせきれなかったために、その推進力にまだスイッチが入らなかったのかもしれません。と言うものの、「破壊」→「避難」→「創造」という流れの中で、どうしても踏まなくてならないステップだと思いました。こんな事を思うほど、刺激的な作品で、一見の価値あります。
7月19日まで、下北沢本多劇場

「敗北という収穫」 金子達仁 中公新書ラクレ 2010/5/10 発行

2010年06月28日 | そんなご舞台な2010
「敗北という収穫」 金子達仁 中公新書ラクレ 2010/5/10 発行

まさにこのタイトルが、今回のワールドカップでの日本代表そのものを表していると思う。もう完璧な敗北から学ばなければ、日本サッカーの進歩・発展はない。今の日本サッカーは、幕末の攘夷を叫んで黒船に完敗した、長州藩そのもの。もう、「国威発揚」のためのワールドサッカーは必要ないと著者は言う。その通りだと思う。
この本の後半は、スポーツニッポンの毎週木曜日に掲載されたものなので、新しい発見はなかった。しかし金子達仁の目線は、他の人の目線と違い、いつもシニカルだが、その中にサッカーに対する「愛」がつまっているので、信用が出来る。ただ批判のための批判ではないから・・・

舞台46「海辺のバカ」 劇団東京乾電池2010夏公演 神楽坂シアターイワト

2010年06月27日 | そんなご舞台な2010
舞台46「海辺のバカ」 劇団東京乾電池2010夏公演 神楽坂シアターイワト

不思議な舞台でした。前半は静かに進み、ちょっと辛かったけど、後半からグイグイおもしろくなって来ました。しかし、この舞台そのもののが、何か自分が生きている現実と、大きなズレがあるような気がして、舞台と、自分自身との距離感を感じたのも事実です。

舞台43「吸血鬼」 パルコ劇場

2010年06月26日 | そんなご舞台な2010
舞台43「吸血鬼」 パルコ劇場

前回の青山円形劇場で公演された時に見ていました。前回見た時よりも印象はよかったのですが、結局、何を最終的に言いたかったのか、それが「人と人とのつながり」だったのか?それならあまりのもストレート過ぎたのかもしれません。素材とテーマのバランスがしっくりこなかったように思いました。

舞台41 「おくりびと」 赤坂ATCシアター

2010年06月25日 | そんなご舞台な2010
舞台41 「おくりびと」 赤坂ATCシアター

なんだかなぁ・・・やはりあれだけ感動した映画の続きにするなら、もっと突っ込んだストーリーでないと、満足できません。・・・ひんぱんに演奏される生演奏が、多すぎて逆効果だったかもしれません。大切な物が、甘い音楽で見えなくなったような気がしました。

舞台40「CONVENTION HAZARD ~奇行遊戯~」 TRASHMASTERS 下北駅前劇

2010年06月04日 | そんなご舞台な2010
舞台40「CONVENTION HAZARD ~奇行遊戯~」 TRASHMASTERS 下北駅前劇場

2時間45分ノンストップ、笑いなし、社会派。好き嫌いが出るだろうなぁ。でも、ボクは断然指示したい。見る前は、絶対つらい寝るかもと自信なかったけど、全く眠くならなかったし、ぐいぐい引き込まれました。かなり政治的な話も出てきたけど、うまくストーリーに組み込んで、実は笑えたりしました。いろんなところで突っ込まれそうな部分がありましたが、きわどい所でかわしていました。うまく精巧に組み立てられたストーリーで、ボクには、圧倒的なおもしろさで迫ってきました。