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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「メゾントーレ・203」 プレミア・ミリオン・カラット

2008年05月29日 | そんなご舞台な2008
舞台「メゾントーレ・203」 プレミア・ミリオン・カラット第10回公演

脚本・演出の静馬クンは、吉川事務所のワークショップ出身者で忘れられない青年だった。それで何度か彼の舞台を見に行っている。今回もちゃんと形になっている。しかし、これでいいのか?という疑問も持った。彼のために辛口になってしまうが、他の劇団との違いは何?どう区別したらいい?いつも私が問う「オリジナリティー」「サムシング・ニュー」は何だ?こういったスタイルの喜劇で、三谷幸喜以上の物を提出してくれないと、物足りない。セリフの言い回しは、どうも気になってしまう。舞台だからこんな風にしゃべっていい、というエクスキューズは、どうなんだろう・・・普通に生活しているセリフ回しでいいんじゃないかなぁ・・・・

小林俊祐   彼がいなかったらこの舞台は成立しなかったぐらい、最高!
本郷 弦   物足りない、芝居の先が読める 自然体なリアリティーがほしかった
本多 冴   うまいけど、それが見える。
川村 進   映像的にいいかも。映画で見たい。期待しよう!

「さよなら、また逢う日まで」

2008年05月23日 | そんなご舞台な2008
「さよなら、また逢う日まで」 ブラジル  こまばアゴラ劇場
期待しているブラジルの舞台でした。チラシがかっこいい。内容もかっこよかった。まるでフランス映画のフィルム・ノワール。よく考えられ練られたストーリーで、隙がない。しいていえば、好みの問題だが、これまで見てきた「恋人」とかは、視点がもっと下だったような気がします。今回はなんか、かっこよくて、ずいぶん視点が上のように感じて、リアル感が薄く感じました。映画なら、俳優のアップや小道具のアップなどを多用して映像化出来るような気がしますが、舞台では少しキツイ内容かもしれなぁと思いました。

「空中ブランコ」

2008年05月21日 | そんなご舞台な2008
舞台「空中ブランコ」

好きな作家、奥田英朗原作の舞台化だから、見逃すわけにはいかない。不思議な世界を見事に見せくれて大満足。もし私の体調がもっとよかったら、もっともっと楽しめたのに、それが残念。

宮迫博之    怪しい医者を快演
佐藤江梨子  すごいインパクト!!最高!!
坂元健児    初めて知りましたが、見事
高橋由美子   キュートで好きです
小林高鹿    小劇場から、飛び出してきた感あり

「けんか哀歌」 猫のホテル  

2008年05月17日 | そんなご舞台な2008
「けんか哀歌」 猫のホテル  本多劇場

映画の、東宝争議をもとに書かれた舞台でした。とても楽しんだのですが、いつもの猫のホテルとは勝手が違った印象を受けました。それはやはり実話ももとにしているための、妙なリアル感なのでしょう。なぜ千葉さんはこれを舞台化したかったのかな?そのわき出る思いが、もう少し伝わって来てほしかったな。

「恋する妊婦」 シアターコクーン

2008年05月09日 | そんなご舞台な2008
「恋する妊婦」 シアターコクーン

岩松亮脚本はいつも、謎を問いかけながら観客を不思議な感覚へ誘って、終演後は、なんでだよぉーと不快感にさせる。それは、なんかいやーな感覚なんです。でも、この芝居はわかりやすかった。とても。その分、なんだか手応えがなくて、岩松芝居はこれでいいのかと思ったほど。その中でも、鈴木砂羽さんが秀逸に見えました。期待の大森南朋クンも頑張っていましたネ。

「莫逆の犬」 ワンオア8

2008年05月01日 | そんなご舞台な2008
「莫逆の犬」 ワンオア8    新宿シアタートップス

前作の「ゼブラ」とどうしても比較してしまいます。前回は痛くて、悲しくて、切なくて、やさしくて満点の出来でした。今回も期待せずにはいられません。その期待には十分満足なのですが、何か物足りなさを感じたのも確かです。それは何だろうか? 

関川太郎クン、抜群のリアリティーでそしてあの落ち着きはすごい
野本光一郎クン、あの妙なハイテンションが好きです
伊藤俊輔クン、あの気合いの入り方、笑いました

もし田中直樹さんでなかったら?もっと無名の俳優さんであったら?もしかしたら、もっと悲しかった辛かったかもしれませんね。田中さんが、芝居に入れば入るほど、どうしても「お笑い芸人・田中直樹」の顔が全面に出てきてしまいます。これは宿命ですね。もっと、ひかえめで静かに、押さえてやったほうが、悲しかったかもしれません。難しいですね、こういった事は・・・・・でも見応えは十分でしたよ!!

「目を見て嘘をつけ」 KAKUTA第19回公演

2008年04月25日 | そんなご舞台な2008
「目を見て嘘をつけ」 KAKUTA第19回公演 シアタートラム

まるで平田オリザ演出の青年団のような出だしで、さあどうなるかと思いましたが、自然体なオリザ演出に比べて、声を張り上げての芝居に、前半はとても違和感を感じました。東京セレソンかっ?ってね ただ後半の展開はさすが桑原裕子テイストでした。桑原さんが登場してから、グッと流れがおもしろくなってきて、やはり彼女は役者向きと確信しました。

筒井真理子さん 予想もつかない役を、かなりうまくこなしてました
成清正紀さん  小市慢太郎さんにそっくりでした
若狭勝也さん  二面性の葛藤がもっとあってもよかったかもしれませんね。それは脚本のせいかもしれないけど
高山奈央子さん もっと爆裂してギャップがあっても桑原ワールドは成立したようにおもいます。

「東京」 赤坂シアターレッド

2008年04月13日 | そんなご舞台な2008
「東京」 赤坂シアターレッド

若者達が、「東京」を目指すストーリーは、ちょうど同じようなシチュエーションで、新宿FACEで「らむね」という舞台も公演されている。この「東京」はシャンプーハットの、赤堀雅秋。「らむね」がワンオアエイトの田村孝裕。両者とも、今の小劇場のトップランナー達。
この「東京」はあまりにも、しゃべりすぎのように思いました。あんなに若者達は、語るのだろうか?ニートもキャバ嬢も類型的で、サムシングニューは見えませんでした。見えなくとも、時代を映しているか? それさえも「絵」に書いたようで、ウソっぽかった。おいおい、ニートにそんなに語らせるのかい? ニートはそんなに大声で叫ぶのかい?
きつい書き方だけど、それだけ期待してるのです。「シャンプーハット」のあのテイストで「東京」は描けたと思うのだが、ちょっとりきみ過ぎじゃなかったかなぁ・・・

「歌わせたい男たち」 永井愛 作・演出

2008年04月03日 | そんなご舞台な2008
「歌わせたい男たち」 永井愛 作・演出  紀伊国屋ホール

全くスキのない展開と、完璧な戸田恵子・大谷亮介・近藤芳正。見応えのある芝居でした。もう何も言う事はありません。すばらしい舞台でした。難しい素材に、敢然と挑戦し見事戦いきった作者に、敬服します。ブラボー。

「斑点シャドー」 JACROW 第10回公演

2008年04月01日 | そんなご舞台な2008
「斑点シャドー」 JACROW 第10回公演  下北沢オフオフ劇場

劇場が異常に暑く、冷静に舞台を見る事が出来ませんでした。時間軸を巧妙にずらして、とてもミステリアスな展開でした。そのあたりはよく練り上げられた脚本だと思いました。しかし、逆にその作為がとて気になってしまいました。作者自信の心の中、考え方が見えず、ストーリー展開優先が残念だったように思います。

「ラムネ」新宿FACE

2008年03月18日 | そんなご舞台な2008
「ラムネ」新宿FACE

いかん、感動してしまった!こんな甘チョロいミュージカルに。さすが作・演出田村孝裕!甘チョロい姿に見せて、冷静に品よくそして隙のないミュージカルに仕上げていた。うまいです。見事!田村孝裕!日本人が感情移入出来るミュージカルは、見事に構築されていました。特に、松田沙紀さんの若々しさ!野添義弘さんの若々しさ(^_^;)本当に若手を引っ張っていて、やりたい放題でしたネ(^_^;) ここで本当に考えさせられたこと、「ボクを含むオヤジ達は、オヤジ役を演じさせられていないか?」詳しくは別のところで・・・・

「眠りのともだち」 イキウメ  

2008年03月12日 | そんなご舞台な2008
「眠りのともだち」 イキウメ  赤坂レッドシアター

前作が見事だったので、期待するし期待されるプレッシャーもあったでしょう。前作のように、過去と現実を行ったり来たりするパターンは同じでした。ですからどうしても新鮮味に欠けて感じてしまいました。時間の観念を、少しもてあそび過ぎたかもしれませんね。小島聖さんと、他のキャストのバランスも、あまりしっくりこない感じもしました。あまりも前作に感動したために、以上の期待を持ってしまって、ちょっと辛口の批評になったかもしれません。

「二人の約束」  パルコ劇場

2008年03月10日 | そんなご舞台な2008
「二人の約束」  パルコ劇場

中井貴一・段田安則・りょうの3人芝居でした。とても、ハートウォーミングな芝居で、あちこちですすり泣きが出ていました。りょうさんも初舞台でしたが、なかなか頑張っていました。出だしが堅い感じがしましたが、後半はスムーズに流れの中にとけ込んでいました。まぁ、この芝居は、中井・段田を堪能の一言です。終了後、りょうさん中井さんに挨拶しました。中井さんに久しぶりに会えました(^_^)

「偉大なる生活の冒険」 

2008年03月08日 | そんなご舞台な2008
「偉大なる生活の冒険」  五反田団第35回  駒場アゴラ

見終わって、自分がゴキブリになってしまったかのような衝撃を受けた。この意味はこの舞台を見た人でないと、わからない表現かもしれません。この作者によって、私はゴキブリにされてしまったかのような敗北感を、自分に感じました。ニートの30才の男と、同居(同棲ではなさそう)している女(しっかりと働いている)との、たわいもない会話が延々と続きます。最初は会話の妙だけで見ていたのですが、そこにだんだん作者のねらいも見えてきて、綿密に考えられた会話は、精巧なミステリーのようで、圧倒的でした。ラストもなんという終わり方でしょうか、あんまりの終わり方に、客席からも爆笑がもれました。すごいです!!若いってこわいものしらずです。クリエーターは若いことが必須です。ああ、うらやましいです。今年前半戦、1番の舞台でした。