ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。

フライパンタルトのレッスン

2018年02月03日 | こむぎこ日記

久しぶりのお菓子作りレポート!

バレンタインは手作りがいいけどオーブンがないからなあ
と悩む時間くらいは作れるようになりました、病棟長卒業したようこです。

本屋さんで見つけたこのレシピが、そんな悩みに答えてくれました。
小さい頃から実家のガスオーブンを使い放題だった生意気な私はこの手の本など「邪道だ!」とか言って見向きもしなかったのですが、最近大人になってきて慎ましさを知ったようこです。
電気オーブンなら買えないこともないのだけど(↑御察しの通り今うちにあるのはとても大雑把な電子レンジのみ)
暮らしのスケールに見合った調理器具ってある気がして
オーブンは焼きたてを食べてくれる家族ができてからでもいいかなあ(なんて言っておいて待ちきれずそのうち買ってるかもしれませんが笑)、とか
トースターも欲しいけど焼き網でいいかなあ、とか。
まあ、置く場所の余裕もないんですよね。

それで昨夜は試作第一弾。想像以上にうまく行くことが分かった。
いいレシピでした。決まり!

このような構造になっております。
周りにも洋梨の角切りがチョコの中に埋まっているので、見た目よりジューシー。

はい、急にロマンチックな雰囲気ゼロになりましたが
断層の中に角切りが見えるでしょうか。
オーブンも持たない一人暮らし女子は作ったはいいものの一気に食べるとニキビ大量発生しちゃうお菓子を、こうやってラップに包んで毎朝ちょっぴり飽きながら朝ごはんとして消費するんです。

さて、備忘録の一枚。

レシピはうちにはない底が16cm径の小さめのフライパン対応だったので
初めは買おうかと思ったのだけど
新しいフライパン買いに行ったらうっかりオーブン買って来ちゃいそうな自分がいて
それだと本末転倒なので
20cm径のうちのフライパンを使うことにして、生地を伸ばすときに自分で加減してしてみました。
特に問題なし。

新調を許したのはゴムベラと測り(小さくて軽いのでマグネットで壁にかかってる)と粉ふるい。ついでに洋梨缶とアーモンドプードルも近所のスーパーにはなかったのでamazonでポチッと…
作る直前になって、あ!缶切りがない!って慌てようとしたけど
小学生の頃スイス行ったときにおばあちゃんに買ってもらったアーミーナイフについてました〜いやはや。
小麦粉とココアとバターと生クリームと卵はスーパーに売ってるでしょ。ガナッシュ用のチョコも、今回はコンビニとかで普通に買える板チョコを使用、少し迷ってブラックのをチョイスしたけど甘さ抜群にフィット。お隣の相棒ミルクパンで溶かして丁度良いサイズ感でした。
タルト生地を焼く良い香りに包まれながら、洋梨をスライスして、並べて、フライパンと包丁を洗って拭いて、チョコを刻んで…と進めるんだけど
この作業中なんとも安らいだ心地よい気分がしたのは新たな発見です。
たぶん「いま」に集中することでコルチゾール分泌量が最適になったんだ(近ごろ緩和ケア科の抄読会に使ったマインドフルネスの論文に影響されている)。

おこたからの風景(部屋の中心がこたつになった瞬間を捉えた貴重な一枚)。
そうなんです。今日は遂に買ってしまったおこたも届きました。いい日だな。
今までバタバタしていて気付かなかったけど、私の心のキャパシティには波があって、とくに仕事にはクオリティとしてそれが反映されてしまう。
忙しくしてると食べても食べても太らないのはメリットだけど
私はほんとはこういう暮らしや家族をだいじにしながら
余裕のある健全な心をもって、納得のいく丁寧な仕事ができる方が幸せなのかもしれない
とふと思いました。
だからこそ、苦労は若いうちに、かな!今夜も当直がんばろーっと。

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