「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ごんべぇがタネ蒔きゃ」

2021年06月23日 | 晴耕雨読

     
        小豆の種を蒔いて、防鳥ネットを張って。             順調にスイカも丸くなって。

夏至が往き、日の長さがホンの少しずつ短くなる6月。梅雨もまだ明けない中で、この季節に種蒔きをしなければならない日本人の大切な食材がある。それは、赤いダイヤとも呼ばれる「あずき」である。投資家の先物取引で物議をかもすあの、あずき。栽培方法を、師と仰ぐ同級生に教わり、ついでにタネあずきまでもらって、6月半ばに植えた。

その時は師匠からの注意事項として詳しく聞いていなかったので、特に養生をしないまま、タネに軽く泥をかけて放置した。これが大失敗の始まり。
地中の小豆が割れて芽を出しかけたころを見計らってやって来た野鳥。この場合カラスではなく鳩ぽっぽだったのに違いない。それらしい足跡を残して、芽を出しかけた根っこの小豆粒をほとんどついばんでいるではないか。

まさしく「ごんべぇがタネ蒔きゃカラスがほじくる・・・」という唄の文句の通り、第1回目の種まきは見事に失敗。今度こそ。2回目の種まき後、畑の上に防鳥ネットを張った。さすがのカラスも鳩ぽっぽも寄りつかず、ネットの下で芽を出し、ヒョウロヒョロではあるが4・5cm伸びた。これで良し。勝手口の真下にある畑で、警戒をしながらではあろうが、みごとにタネの小豆を横取りする。人畜無害の鳥だと思っていた鳩ぽっぽもやはり野生は野生。大なり小なり害を及ぼすのである。

隣の畑では、順調にスイカが円みを帯びている。こちらは気を付けないと、本当にカラスが狙っているかも知れない。早いうちに枯れ草などでスイカの姿を隠してやらないといけない。それを怠ると、夏休みにやってくるであろう姫孫たちの歓声が聞かれなくなる。また野生との闘いにひと汗かいて、守るべきを守らなければならない。暑い暑い梅雨の最中ではある。

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