「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「もう一つの6月1日」

2021年06月02日 | 家族・孫話

                 
                  欲しかったプレゼントを手に笑顔の4歳児

6月1日は、我が家の5人目の孫で、最後の締めくくりとして生まれた姫孫奈那さんの4歳の誕生日であった。
クルマで2時間余りのところに住んでいるのに、コロナコロナで自由な里帰りも叶わない。誕生日のプレゼントも直接手渡すこともならず、「欲しいと言うものを買って上げてね」と母親に頼んだ。

「じいちゃんばあちゃんありがとう」と嬉しそうな満面の笑顔で、持っている「欲しかったモノ」をよく見ると、なんと「刀」である。それも鞘付きのいっぱしのおもちゃの刀。何が良くてそんなものを?とは訊かぬが花、言わせぬのが思いやり。一つは、今はやりのアニメ「鬼滅の刃」に登場する刀に興味をもったこと。今一つは、小6の従弟君が「お神楽用グッズ」として我が家の和室に何本も貯め込んでいる刀と勝負をするというのが理由の一つ。

まあ何でもいい、ちゃんとした動機を持って「誕生祝はこれが欲しい」というものがあるだけで立派なもの。しかも、たとえ女の子でも、確かな理由があって望むなら刀だって買い与えた両親も誉めてやろう。

4歳児から遊び友達と目されている小6の従弟は、目下ソフトボールに一生懸命であるが、一方で我が家の和室で一人になると、それはそれは熱心に跳びはねて、自己流お神楽を舞うのである。父親の里にある本格的神楽団に刺激されたのか、お神楽を見る眼差しの真剣さは、プロ野球中継を見る真剣さと変わらないほどの熱の入れようである。確かな観察眼で見おぼえた技を色んなところで発揮する。

4歳児もいつかは我が家で一緒にお神楽の真似をしたいのに違いない。女の子だから、男の子だから、などという分け方そのものがおかしいと叫ばれる時代。でもジジにとっては「女の子が刀?」という複雑さもあるが、この笑顔にはやはり負けてしまう。元気で成長してくれりゃそれで十分だ。

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