「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「逞しきかな!かぼちゃ」

2021年06月28日 | 季節の移ろい・出来事

                  

 ♫ 裏の畑でポチが鳴く 正直じいさん掘ったれば 大判小判がザックザクザクザク ♬

こんな童謡が耳に残っている。これが現実なら嬉しい話だが、こんな夢みたいな話があるわけがない。たとえあったとしても、それを内緒で懐に入れれば拾得物横領で逮捕される。交番に届け出れば、いつ?どこで?だれが?なにをしていて?どういう状況で見つけたのか?と、まるで犯罪人に近い取り調べとは言わない、状況説明を求められる。要するに、労働の報酬以外の出所不明のお金にはご用心を。

経産省の若手官僚が、自身の職務上で得た知識を悪用して、国から支払われる補助金をだまし取る、それも同級生二人が示し合わせて500数10万円もの大金を掠め取る。こんな信じられない破廉恥犯罪が、日常茶飯事的に発生する世の中。しかもコロナ禍で生きるか死ぬかギリギリで頑張っている人に支払われるべき大切な補助金をである。国家公務員としてのうのうと高給を食む官僚が何を考えとるのか。『喝』では済まされない不祥事である。

そんな聞きたくもない話ではなく、こちらは健気な逞しさを見せるかぼちゃ君の話である。
カミサンが使った野菜の廃棄物を「畑の肥しに」と、勝手口を出たところの狭い花畑に埋めたという。最初は何だろうと見ていたら、葉っぱの写真でスマホが「かぼちゃ」だと教えてくれた。
せっかく芽を出したのだから水もちゃんとかけていた。見る見るうちに蔓を伸ばし、花を咲かせる。ところがこの花という花全てが雄花。肝心な丸いモノを付けていない。でも勢いだけはいい。

青紫蘇(大葉)の茎にまいつき、沈丁花にすがり、ついには2m近い柘植の老木にまいついて、さらに伸長の構え。これまで畑でもかぼちゃを植えたことがない。それだけにこの、手当たり次第自らのよりどころとして掴み上がっていく逞しさを見守ってやりたくなる。すると今夕初めての雌花を見つけた。
ちっちゃな丸いものが付いている。実るかどうか。兎に角雑草の如く自然に芽を出し、より大きく長く、そして高く登るカボチャ君を見守ってやりたい。乞うご期待!

コメント
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