「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「そだね~」

2018年12月04日 | ニュース・世相

           

12月。「師走」の声を聞くと、この1年間の総決算として、今年の〇〇というのが話題になる。
その第1号とでもいうべきニュースが「今年の流行語大賞」ということになろうか。
今年話題になった新語、流行語に贈られる大賞を獲得したのは、『そだね~』というソフトな肯定語であった。

ピョンチャン冬季オリンピックのカーリングで、世界と戦う日本女子チームが、試合の途中で「さぁどうするか」という思案を迫られる場面で、誰かが打開策の提案をする。すかさず「そだね~」と言いながら、笑顔のチームメイトが寄り集まる。あれこれ意見を出し合う中で、何回も何回も飛び出す「そだね~」。人の意見を否定しない。先ずは受け止める。そこからまた新しい発想を生んで、最後に結論めいた方策が見つかったところで最後の「そだね~」となる。

北海道地方の言葉、というか発音で、少し伸びやかなオットリ感のイントネーションが、何ともいい印象を与える。
思わず言ってみたくなる「そだね~」。

人の言うことを素直に聞こうとしなかったり、相手の言うことをことごとく否定形で受け止め「それは違うでしょ」という日本人のなんと多いことか。特に、物知りを自認するオバサマ方に多く見受けられる現象である。
中には、聞いているような素振りは見せるが、人が話している間に自分の意見をまとめるのに忙しくて、結局人の話を全く聞いていない、という日本人のなんと多いことか。

小さな子供や孫と話をするとき「そうだね~」「よく知ってるね~」と褒める人でさえ、相手が自分と同等の意見を持っているか、それ以下の相手だと思うと、とたんに「聞いている素振り」になったり「否定形発言」で相手の話を遮る。
そこへいくと「そだね~」とは、なんと気持ちが安らぐひと声である。相槌の至言かもね。

こんな言葉を大いに流行らせて欲しいね~。
「半端ない」ってどういうこと。「半端じゃないぜ」という言葉を単に省略したの?ただ言い間違えただけなの?

コメント
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