「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「晦日、つごもり」

2018年12月30日 | 季節の移ろい・出来事

          

平成30年もいよいよ、晦日、つごもりを迎え、残すは1日のみとなった。
晦日とは、云うまでもなく三十日のこと。つまり月の30番目の日で、月末を言い表す。もう一つの呼び方でつごもりは、月の光が隠れて見えなくなる頃のことをいう。陰暦の月の終わりごろ、と説明されている。
そして明日は12月31日で大晦日であり、大つごもりとなる。

手製のしめ縄に、自前で調達したウラジロやユズリハ、御幣(紙垂かみしで)などの飾りつけをして玄関に掛けた。来年の年神様が早めにご降臨になって、人の住む家々に入り込み「神の棲む領域として、災難や穢れを家に中に入れないよう守って下さる」という、古来の風習や伝統の謂れを護った。仏教徒の神道信仰である。さほど深い意味を考えているわけではない。早い話が、苦しい時の神頼みである。

そんな理屈はともかく、正月松の内くらい、玄関を出入りするたびにホンの少し気持ちを新たにするのもいいものだ、といった程度のお飾りということ。それに、地元の小学生相手に「しめ飾り教室」をする立場としては、やはり自らの手で作って飾るのが筋というものだろう。

色々あった一年も、過ぎてみるとあっと言う間であったような、それでいてもう少しやれることがあったような・・・。どうしても積み残しがあった感は否めない。もっとも、過ぎ去ってから振り返る今となっては、何もかも過去であり、手の届きようもない遠くへ飛んで行ってしまっている。それでも、もう一歩踏み込めない何かがあったような心残りはある。

何年生きても何回お年の瀬を迎えても、やはり考えることに大きな違いはない。同じようなことを繰り返し、同じようなことで後悔したり、一人合点でほくそ笑んだり。
そんなことの繰り返しでまた、今年もさら~~っと一年を振り返ってみるが、年相応に進歩しているかというと、そうではない。むしろ年相応に物忘れが激しくなったのか、恥ずかしい部分が記憶から抜け落ちている部分もあるような。

それもこれもひっくるめて、76歳の1年間を無事に過ごしたということか。
『元気に生きてるだけで大儲け』という人生もあるよね~。いよいよ今年も明日一日を残すのみ。

コメント
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