「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「訂正とお詫びを・・・」

2014年06月24日 | 趣味・・エッセイ

                  
                                            梅もぎよりカタツムリが大事な悠雅君

同じように剪定をし、同じように肥やしを入れ、同じように2回以上の下刈りをして待った梅の収穫。
なんとまあ、これまで経験したことがないほどの不作。昨年の7分目ほどしか実が付いていなかった。
昨年同様気負って、幼い助っ人二人を伴って出かけたが、残念!惨憺たるありさま。
助っ人たちも早くからそっぽを向いて、カタツムリを追いかけたり、カジカガエルを求めて川に降りたり・・・。

やっぱり、何年やっても、同じように収穫を狙う作業を繰り返しても、自然の力には全く歯が立たない。
何がどうしたのか、全く心当たりなどありはしない。
花の数も例年より少しばかり少ない感じはあった。でも、途中で実生りを確かめたら、さほど貧相には見えなかった。
なのに現実は現実。例年のような青梅外交もオジャンとなってしまった。

来年こそは・・・と鬼が笑うような話をしてもね~と思いながらも、早くも気持ちは来年に向かっている。
間引き剪定を心がけ、枝の広がりを支える、杭の打ち込み場所も早くから決めておこう。

ところで、梅の季節を迎えた今、このブログ読者に、訂正とお詫びをしなければならないことに気付いた。
およそ6年前のこの時期、新たな梅干しの作り方について、いっぱしの解説をした。
このURLを参照していただけると有難い。 

http://blog.goo.ne.jp/yok1sioka/e/d5a44d533b59647dabf68c3e3ed67129

つまり、梅干しは太古の昔から塩漬けにするのが本来の姿であった。それに赤紫蘇(アカシソ)を詰めて、鮮やかな色を付けていた。
ところが、近年の料理開発で、ラッキョウ酢にによる梅干しが美味しいことが証明されたので、「我が家の保存食」として、ラッキョウ酢漬け梅干しを推奨した。
これは間違いなく絶品であることに変わりはない。子供たちがつまんで食べるほどの柔らか酸味である。

その説明に問題があった。 梅酢に漬けてから食べ始めるまでの保留期間が味の決め手となることである。
「漬けこんでから4か月もすれば美味しく頂ける・・・」この一言が問題である。
本当の美味しさ、まろやかにしかもコクのある美味しさは、4か月では無理なことであった。つまり、1年近くの保留期間が与えられれば、それはそれは美味しい新たな梅干しの誕生である。

4か月くらいで試しに食べてみたら、やたら酸っぱくて、口の中を刺すようなケドイ味が広がるではないか。
まさに熟成不足の若い厳しい味になっていた。それを通り越して、10か月から1年置いてもらったら能書き通りの味になる。
このことをいつか言っておかなければ、と思いつつここに至ったことをお許し願うしかない。

今漬けた梅を1年後に食しなさい、とは無理な注文かも知れないが、そうしていただくと味に保証ができまする。
ここに改めて、お詫びして訂正を致しまする。

コメント (6)
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