「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「山口県」

2013年07月28日 | ニュース・世相

 
       凛とそびえる瑠璃光寺五重塔 (国宝)            大内文化の香りとどめる「大内人形」

このところ、良くも悪くも「山口県」が全国ネットのニュースに登場する場面が多くなっている。
ニュース以前に、今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」における長州、つまり山口県が、薩摩・鹿児島県と並んで、ドラマの主役会津藩の仇敵として扱われたことから、改めて山口県が注目度を増したと言えるのかな、と感じている。

そこへもってきて、このたび山口県周南市の山あいの小さな集落で起きた凶悪事件。これが大きなマイナスイメージとして全国発信された。県民として誠に迷惑な話であるが、事実は事実として受け止めるしかない。

ただし今回のような、都会や街中から離れた古くから存在する集落の中では、住民全員が気持ちを一つにして過疎と闘い、助け合う気持ちを大切にしなくなったら、全国どこでも起こりうる人間の弱さを露呈した事件として受け止めなければならいのかな、などと考えている。そこには、行政の優しさのある支援の手や、自治会・社会福祉協議会などの民間組織の役割も大切になってくると勝手に思っている。そこには、当然ながらリーダーの人間味ある資質が問われるのも間違いない。

そして今一つは、今日未明から降り出した大雨警報である。
「これまでに経験したことのないほどの大雨が降る」と気象庁が発表するほど、大雨に警戒が必要となっている。
4年前の集中豪雨で、防府から山口に通じる中間当たりで土石流が発生。高齢者施設を直撃して大災害となった記憶も新しい。
山口県も広いので、県下全域が大雨の危険にさらされるものではないが、兎に角災害を最小限に食い止めたいものである。
不幸中の幸いで、瀬戸内海に面した地域は今のところ小康状態を保っている。

あまりいいイメージでお話しできなかった山口県ではあるが、歴史の転換への多大な貢献や、文化の発展には目を見張るべき多くの財産があることも、ここに記しておかなければ片手落ちになる。
足利文化の移入を目指して、京都から遠く離れた山口の地に「西の京」と呼ばれる大内文化を築いた豊かな歴史もあることを是非インプットして頂きたいものである。それこそが、マイナスイメージを払しょくする一つのキーになると思う。

国宝瑠璃光寺五重塔はじめ、独特のお人形さん「大内人形」その他諸々。きら星の如くある文化遺産の数々。
是非一度その目で、山口県をご覧いただきたい。   なんかしら県知事さんの委託を受けたみたい・・・(笑)

コメント (3)
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