「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「一服のゆとりをもって」

2013年07月31日 | 季節の移ろい・出来事

             
                  同じ方向を向いて、同じようにしばし羽を休める、海鵜

蒸し暑い。あの雷鳴と共にやってきた大雨以来、それはそれは厳しい蒸し暑さが続いている。
無理もない、大暑のど真ん中。今日で文月と呼ばれる7月が往く。
どこに行こうが、どこにいようが、日本列島灼熱の嵐。値切ったサウナ風呂のような蒸し暑さが体力を奪っていく。

すぐ近くの海岸に出ると、真夏のふりそそぐ太陽を浴びながら、海鵜が行儀よく同じ方向を見詰めて羽を休めている。
いったい何をおもっているのだろう。朝の狩猟を終えた昼下がり、胃袋を休め再び狩りをする英気を養っているのかな。
それにしても、帽子も日傘もない直射日光のもと、しかも照り返し厳しいコンクリートテトラポットの上。
熱中症にならないか気にかかる。な~に、野生はそれほどヤワじゃないよ、という声が聞こえる。
それに、いくら風がないとはいえそこは海の上。たとえさざ波でも揺れるなら、涼を運ぶそよ風くらいは吹いているのだろう。

猛暑日だの熱帯夜だのと呼ばれる日が続くと、それこそなんにもしなくても流れる汗で体力を奪われるのと同じように、思考力も落ちるような気がする。
深く考える気力も失せる。短絡的になる。そうするとついつい苛立ってくる。つまり怒りっぽくなる。
そこんところを冷静に・・・と努めてみるが、つい、や~~めた!と投げ出してしまいたくなる。修行が足りんの~と笑われそう。

歳相応に気が長くなるはず、と思っていたのに意外や意外、この暑さに対抗するだけで気が短くなっていくような。
そんな短気になることは結果的には誰が損をするかといえば、他ならぬ自分自身であることに気付く。
ちょっとイラつくと、敏感な孫たちは近寄らなくなる。これまで冷静に対応してきた地域の活動に対する思いも希薄になる。

あっつ~い陽射しを受けながらも、休む時は悠々と休んでいる海鵜の動じない姿でも見習おうか。
明日から8月。暑さとの闘いはまだ道半ば。本当の闘いはこれからなのだから。
一服のゆとりを取り戻そう。  それにしても暑いよね~。

コメント (4)
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