アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

越前山旅 2015年9月末  5.その他 山で出会ったもの

2020-03-10 09:11:51 | 松江の四季
越前山旅 5.その他山で出会ったもの
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夜叉ヶ池
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十数年前に訪れた夜叉ヶ池は水が池の中心部以外は ほとんど無かった。そのため岸がほとんど干上がっていて
ゴミが散乱していた。時間もあったので 一つずつ拾い集めて回ったが、ふと気が付くと少しおかしい事に気が付いた。

口紅のスティック、顔に塗るパフのケース、香水のビン そのような化粧道具だけが散乱しているのだ。
ようやく「これは夜叉姫にささげたものらしい」と気が付いたが、とにかく拾い集めた者はゴミだった。

そこで 当時岸辺にあった祠に奉納してから 下山した覚えがある。
今は 池に化粧道具を投入れるようなそんな事をする人は居ないかもしれない。
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トイレ
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トレイ禁止と書いてある。

「夜叉ヶ池には絶滅危惧種の夜叉ゲンゴロウが生息しているので水質保全に取り組んでいます」と看板に書いてあったが
こんな立派な木道を作るなら トイレも作れよと言いたくなる。

トイレが無いからみんなそこらあたりで排泄をするのだ。池に影響の無い場所で トイレを作るべきだと思います。
私が住んでいる大阪府河内長野市のハイキングコース岩湧山でも 大阪府が山頂トイレを最近作ったし、
紀見峠にも最近出来ました。女性ハイカーが増えているからです。

世界遺産大峯奥駈道の弥山トイレのようにヘリコプターでトイレの汚物槽ごともって行くようなお金のかかる
環境保全まではどうかと思うが 自然浄化式のトイレは 山にも必要だと思うけど。

税金の無駄遣い、不必要な役人の給与を削れば 綺麗なトイレはいくらでも作れるよ。
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荒島岳の石楠花平から分岐する小荒島への道。これはまるでトイレ状態だった。ひどすぎる。
この道は 荒島岳メインコースの勝原登山コースからは、少しわき道の存在で マイナーなコースのようだ。

しかも この山には避難小屋もトイレも無く、そのため沢山の人がこの道に入り、
糞尿とティッシュペーパーを撒き散らす訳だ。この道を歩いて小荒島へ少し歩いてみようと思ったが
あまりのひどさに 途中から引き返した。日本人の仕業とは思えない状態だ。マナーの悪い○○半島の○○人たちと
同じ行いだ。

全く福井県も 大野市も登山道の整備はボランティア任せ、トイレも造らない、おまけに 登山口への
コンクリート道や 高速道路建設のための 登山道の迂回路を 建設業者まかせの山肌を削っただけの
ひどいデコボコ道を歩かせたり、全くイメージ悪いなあ。
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ボランティア活動
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荒島岳は 例の百名山だそうだ。しかし、沢山のボランティアの方たちの活動に支えられているようだ。
山道の整備、そしてこの案内板の設置などである。

しかし 現実は失敗したスキー場建設や高速道路建設のために ずたずたにされた登山道に驚いた。

またトイレを作るつもりもなく、案内標識を設置するつもりも無く 環境省や地方自治体は 全く
知らん顔の姿勢にまたもやびっくりである。

そして山自体も ブナの原生林はあるものの、全く普通の山で なぜここが百名山なのか理解できない。
寧ろ昨日昇った夜叉ヶ池のほうがよほど綺麗で、伝説ロマンに溢れていて 私なら絶対夜叉ヶ池を選ぶ。

やはりあの「百名山のおじさん」と私は 感性が全く異なると思う。
まあ百人居れば百通りの百名山があるのは当たり前なのだから。

※もっとも世界文化遺産「大峯奥駈道」の整備はほとんど「新宮山彦ぐるーぷ」の方たちで行われていて
国や自治体は知らん顔。

同じく世界遺産の「高野山町石道」をゴルフ場の中を歩かせたり、熊野古道小辺路など9割がたは 
アスファルト舗装された林道を歩かせるのだから、福井県のみならず 日本は文化程度が
あまりにも低すぎるなあ。
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改造車
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荒島岳登山口駐車場に車を止めた私の隣に たまたま止まっていたワゴン車。運転席周りには
楽しそうな小物や装置があり、思わず覗き込んでしまった。
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私が荒島岳から下山したら その車のオーナーが丁度 下山したところで車で着替え中だった。
そこで中を見せていただいた。

後部座席は改造してあり、ダブルベッドサイズの寝床が作られていて、収納スペースも沢山作ってあった。
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そして前方には、造りつけの流し台、電子レンジ、ポット、冷蔵庫、テレビ、エアコンなどが備え付けられていた。
電源は3台のサブバッテリーでそのリチウム電池へは屋根のソーラーパネルから充電するようになっていた。

キャンピングカーメーカーに内装をしてもらったらしいが、改造費用が200万くらいかかったそうだ。
「明日は白山に登るので、これからそちらへ向います」とおっしゃって 分かれた。

イヤー凄い人が居るもんだ。感心しました。

北海道では、軽のワンボックスに家財道具を積み込んで 放浪している日本各地から来た老人(私も老人ですが)
を沢山見たけど、こういうハイテクな設備を備えた人を見たのは初めてだ。
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以上で越前山旅を終わります。

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