アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

長岡京里山公園から西山古道への山道を初めて歩くともの凄い方にお会いしました その1 2024年5月29日

2024-08-07 22:46:00 | 春の山歩き

ポンポン山の常連の方に 新しい道を教えてもらいました。

長岡京里山公園から西山古道の途中に合流する道です。

帰宅してポンポン山登山道地図を見たら ちゃんと載って

いました。その道をさっそく歩きましたが、登山道整備の

とんでもないスーパーボランティアの方にお会いしました。

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スーパーボランティア その1

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ブルーの道が ポンポン山の常連さんに教えてもらった道です。

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里山公園から林道を歩くと 小泉川はもの凄い濁流です。昨日は 全国的に警報級の大雨ガ降ると

テレビニュースで 繰り返し注意を促していたので 自宅でおとなしくしていましたが 長岡京市

もかなりの雨でした。

普段は川底が見えてその真ん中を 一筋のちょろちょろ水が流れているだけですが、今日は轟音を上げて

恐ろしい勢いで 川幅全幅を濁流が流れています。山道が崩れていなければ いいのですが。

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立石橋に来るとここもすごいことになっています。普段はちょろちょろ水ですが 今日は

凄いことになっています。

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いつもは この林道をまっすぐ進むのですが 今日はこの鉄の橋を左へ渡ります。

右の谷も左の谷も 大きく増水しています。

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鉄の橋を渡ると この道は「西山古道」で善峰寺から柳谷観音楊谷寺を経て光明寺を結ぶ

巡礼古道です。この道をまっすぐ進むと柳谷観音楊谷寺です。

鉄の橋を渡るとすぐに 右分岐があります。

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分かり易い道標が経っています。善峰寺と楊谷寺を結ぶ西山古道の中間地点の7番ポイントへ行く

ようです。ここから上る道を教えてもらったので 今日はここを分岐して登ります。

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はじめのうちは ジグザグの急登をします。

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滑りやすい岩場はロープがフィックスしてありました。

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尾根に出たら 素晴らしい株立ちの柏の木が待っていました。10株の株立ちで なかなかに珍しい

大木です。

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ネジキの花がいたるところに咲いていて 地面に 白い米粒のような花が 敷き詰められてきれいです。

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左手に立派な建物が見えています。こんな山のなかに 立派な建物があるのは おそらく

西隣のベニーカントリーのクラブハウスでしょう。

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やがて階段が現れました。丸太階段の木が新しく 最近出来た様です。

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階段は続きますが、ところどころに 丸太で路肩の補強をしたり トラテープで手すりを

付けてあります。

この道を教えてくれた ポンポン山の常連さんによると この道を整備して下さっているのは

高齢のボランティアの方だということです。感謝しながら安全に登ります。

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リンさんたちが 大葉のトンボソウを保護していました。夏が来るのが楽しみです。

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階段の急坂を登りきると 西山古道の7番ポイントに出ました。

右が善峰寺、左が柳谷観音楊谷寺でここが 大体中間地点です。

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尾根に出たら 一人の方がお弁当を食べていらっしゃいました。

その足元には 丸太、鉄筋、ロープなどが散乱していたので すぐにピンときました。

「あなたが この道を整備してくださっているのですね」と言うと その方のおっしゃるには

普段私が歩いている 里山公園から 大沢峠へ直行する小泉川沿いの道の整備もやられているそうです。

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その方は 茨木市にお住まいで 御年82歳。普段は比良山や愛宕山の登山道をメンテしていらっしゃって

週に1回か2回長岡京市に来て この道や 小泉川沿いの道の整備をしておられるそうです。

「道普請は知れてるが、材料を持ち上げて来るのが仕事や」と 笑いながらお弁当を食べておられました。

私が歩く道だけでも 相当な距離の道を整備されているから、私の歩いていない道を入れると

相当な距離の整備に掛ける 体力と材料費は とんでもないものになりそうです。

体力はもちろん大前提ですが、財力もかなりないと こんなスーパーボランティアは できませんね。

いろんな材料は自費で購入されているのでしょう。

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昔 大阪府南部のダイヤモンドトレイル(通称ダイトレ)の紀見峠と岩湧山の間で 山道の整備をされている

ご老人と知り合いになりました。5年ほど前のことです。当時82歳の方で、間伐材の丸太を2mくらいに切断し

鳶口一本で 転がして数十メートルから時には 100m以上も転がしてきて 階段や排水溝を造っておられました。

若い時に林業で働いていて 丸太の扱いには 慣れているとおっしゃっていましたが、ここ数年はお会い

していません。その方も 人知れず 黙々と道の整備をしておられました。

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今日お会いした 大沢峠付近の 山道を整備されている方も 誰に言われたわけでもなく

「急斜面で 下山中に滑って転んだという話をたくさん聞いたので、わしは勝手に道普請している。

 みんなが 安心してハイキングできたら それでいいんや」と にこっとして おっしゃいました。

「お陰様で 安心して 山歩きが出来ます。ありがとうございます。」と丁重にお礼を言って

分かれました。久々にすごい人にお会いしました。

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その2へ続く

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