馬の目@奈良市高畑町
浮見堂から興福寺や奈良国立博物館に向かう荒池の畔は、壊れた築地塀なども残され古都の雰囲気が漂う。
その一角に「食事処・馬の目」がある。
道路の反対側は、老舗の料理旅館「江戸三」で、母屋と離れ屋10室のみとか。
40年近く前、奈良や京都の古社寺や博物館を廻った際に入った骨董と食事の店。
昔と同じ構えなので入ってみた。
店名の通りに「馬の目の皿」が長押の上に沢山飾られ、数えられない程の「蕎麦猪口」並んでいる。
古民家風の作りを上手く使っている。
今ではこの様な店も増えたが、その姿に圧倒され我が家も同じようにしたい、と憧れた。
当時と違ったのは、その頃から有名になった佐藤勝彦さんの書画の作品や陶器などの常設館を兼ねるようになったことだ。
店内は佐藤作品でくまなく埋め尽くされている。
この作家は水戸で個展を開催したことがあって、会場で制作の実演もされた。
椿の絵柄の杯を買ったが、どなたかに差し上げてしまって、今は手元にない。
季刊誌『銀花』などに何度か特集されたし、手書きの書画を挿入した特集号も発行された。
店内で食事に供される器は、全てが佐藤勝彦作だった。
昼のメニューは、季節の野菜や魚を使った五品の料理に季節のご飯、自家製の香の物、みそ汁、デザートが付く定食のみ。
土瓶に入ったほうじ茶。
石鯛の刺身。
サワラの麹漬け。
レンコン饅頭。
蕪とノドクロ。
洋風茶わん蒸し。
おひつに入ったご飯はムカゴ入り、なめこ汁、香の物。
丁寧に作られたお料理と、お運びの気の利いた女性、古いものと新しいものが一体となったインテリア。
味も心も満足した奈良での昼食だった。
浮見堂から興福寺や奈良国立博物館に向かう荒池の畔は、壊れた築地塀なども残され古都の雰囲気が漂う。
その一角に「食事処・馬の目」がある。
道路の反対側は、老舗の料理旅館「江戸三」で、母屋と離れ屋10室のみとか。
40年近く前、奈良や京都の古社寺や博物館を廻った際に入った骨董と食事の店。
昔と同じ構えなので入ってみた。
店名の通りに「馬の目の皿」が長押の上に沢山飾られ、数えられない程の「蕎麦猪口」並んでいる。
古民家風の作りを上手く使っている。
今ではこの様な店も増えたが、その姿に圧倒され我が家も同じようにしたい、と憧れた。
当時と違ったのは、その頃から有名になった佐藤勝彦さんの書画の作品や陶器などの常設館を兼ねるようになったことだ。
店内は佐藤作品でくまなく埋め尽くされている。
この作家は水戸で個展を開催したことがあって、会場で制作の実演もされた。
椿の絵柄の杯を買ったが、どなたかに差し上げてしまって、今は手元にない。
季刊誌『銀花』などに何度か特集されたし、手書きの書画を挿入した特集号も発行された。
店内で食事に供される器は、全てが佐藤勝彦作だった。
昼のメニューは、季節の野菜や魚を使った五品の料理に季節のご飯、自家製の香の物、みそ汁、デザートが付く定食のみ。
土瓶に入ったほうじ茶。
石鯛の刺身。
サワラの麹漬け。
レンコン饅頭。
蕪とノドクロ。
洋風茶わん蒸し。
おひつに入ったご飯はムカゴ入り、なめこ汁、香の物。
丁寧に作られたお料理と、お運びの気の利いた女性、古いものと新しいものが一体となったインテリア。
味も心も満足した奈良での昼食だった。