「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

自衛隊と東京消防庁の必死の注水作業。

2011年03月20日 22時52分53秒 | Weblog
自衛隊と東京消防庁の必死の注水作業。

20日午後も福島原発の原子炉と使用済み燃料を冷却するため自衛隊と東京消防庁の必死の注水作業が行われました。
さらに、外部からのケーブルを引き込み電源が復旧し配管等に異常がなければ冷却が可能になり、小康状態を保つことが出来るようです。

放水により海水を注入しているから、鎮静化しても再び運転することは出来ませんから廃炉にすれば解決する、と考えます。
しかし、そう簡単ではなさそうです。

*2011/03/18に平井憲夫「原発がどんなものか知ってほしい」の №16“廃炉も解体も出来ない原発”を転載しました。
「原発がどんなものか知ってほしい」は原子力発電所の現場で20年間働き1997年に亡くなった、平井憲夫の講演録。
運転しなくなった原子炉をどうするのか、について述べているのが、

№17「閉鎖」して、監視・管理
 なぜ、原発は廃炉や解体ができないのでしょうか。それは、原発は水と蒸気で運転されているものなので、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐサビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が漏れてくるからです。原発は核燃料を入れて一回でも運転すると、放射能だらけになって、止めたままにしておくことも、廃炉、解体することもできないものになってしまうのです。

 先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくことですが、ここからが大変です。

 放射能まみれになってしまった原発は、発電している時と同じように、水を入れて動かし続けなければなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないようにしなければなりません。放射能が無くなるまで、発電しているときと同じように監視し、管理をし続けなければならないのです。 

 今、運転中が51、建設中が3、全部で54の原発が日本列島を取り巻いています。これ以上運転を続けると、余りにも危険な原発もいくつかあります。この他に大学や会社の研究用の原子炉もありますから、日本には今、小さいのは100キロワット、大きいのは135万キロワット、大小合わせて76もの原子炉があることになります。

 しかし、日本の電力会社が、電気を作らない、金儲けにならない閉鎖した原発を本気で監視し続けるか大変疑問です。それなのに、さらに、新規立地や増設を行おうとしています。その中には、東海地震のことで心配な浜岡に5機目の増設をしようとしていたり、福島ではサッカー場と引換えにした増設もあります。新設では新潟の巻町や三重の芦浜、山口の上関、石川の珠洲、青森の大間や東通などいくつもあります。それで、2010年には70~80基にしようと。実際、言葉は悪いですが、この国は狂っているとしか思えません。

 これから先、必ずやってくる原発の閉鎖、これは本当に大変深刻な問題です。近い将来、閉鎖された原発が日本国中いたるところに出現する。これは不安というより、不気味です。ゾーとするのは、私だけでしょうか。

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記述が全て正しいかは分りません。
しかし、納得するところは多々あります。

先端技術ではなく、産業革命以来の蒸気を動力に変える仕組みです。
かなり原始的なうえに危険を伴います。
今回の事件が鎮静化しても、沢山の原子炉が同じような問題を含んでいます。

核廃絶が日本国民の願いなら、核兵器の原料となる原子炉をどうするか。
半減するまで長い期間を要する放射線の影響を受けない様にするには。
次の世代の為に考える時に来ているでしょう。





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