国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎紀行・其の4)
1945年(昭和20年)8月9日の長崎市に投下された原子爆弾により死亡した人々や、その後に亡くなった被爆者を追悼し、世界平和を願う施設で2003年(平成15年)7月開館した。長崎市における国の追悼施設は同館が初めてで、長崎平和推進協会が運営・管理を行っている。(入館は無料。)
地下2階建でスロープ状の坂を下るようにして時代が逆戻りして展示空間に達する。
追悼施設としての静寂な空間を保ち、爆心地周辺の景観を建築物で遮蔽しないようになっている。
長崎型原爆・ファットマンの模型。
今ならこの位の性能でどのくらいの大きさなのか?
40年前頃に長崎を訪れ「長崎市立長崎原爆資料館」を見学した。
展示物が語りかける迫力に圧倒された思い出があった。
今回、爆心地公園からエレベーターに乗って着いた入り口が当然のこととして「長崎市立長崎原爆資料館」と思い込み入館した。
明るい展示空間は工夫が凝らされているが、映画のセットの様な空虚な感じがした。
要は施設を錯誤して観てきたことを水戸に戻ってから分かった、という無様な結果。
長崎滞在中に気が付けば再訪の時間は十分にあったのに残念だ。