『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

読書感想130  小説を読みながら考えた

2014-06-01 01:43:15 | 日記・エッセイ・コラム

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読書感想130  小説を読みながら考えた

 

著者      養老孟司

 

初出版年    2001

 

掲載誌     小説推理

 

出版年     2007

 

出版社     (株)双葉

 

 

 

感想

 

 つれづれに思っていることや、趣味の昆虫採集のこと、読んだ小説の感想などが綴られている。もともと雑誌に掲載されたエッセイで、全部で35編ある。

 

本書の中で一番びっくりするのはその読書量である。筆者は特にミステリーとファンタジーが好きでよく読んでいる。

 

著者の好きなミステリー作家を二人挙げてみよう。

 

ジェフリー・ディーヴァーとディック・フランシス。ジェフリー・ディーヴァーについて「デテールへのこだわりがよく生きている」と評価している。ディック・フランシスについては「よく調べて書く。そのときの描き方が、日本でいう小説家の書き方ではない。つまり文学というより、ルポルタージュや科学記事に近い。フランシスの場合は、作家の個性であろう。しかし一般論として、英米人はものごとを具体的に見る傾向が強い」と述べている。

 

ファンタジーについて著者は退嬰的な気分のときに読みたくなると述べている。そのファンタジーで著者が読みまくったのがロバート・ジョーダンの「竜王伝説」32巻である。

 

著者が読んだミステリー作家は先に挙げた二人以外に、ジェイムス・パタースン、スコット・トゥロー、リチャード・ノース・パタースン、ジョン・グリシャム、フィリップ・カー、チャールズ・パリサー、スチィーヴ・ハミルトン、ヴァル・マクダーミド、ヘニング・マンケル、ジャイルス・ブランド、ボストン・テラン、ジェイムス・エルロイ、デニス・ルヘイン、ダン・シモンズ、ジェイムス・バムフォード、ランズデール、ダン・ブラウン、ジェイムス・ジェイクマン、トレヴァニアン。

 

ファンタジー作家はロバート・ジョーダン以外にエーリッヒ・ケストナー、ミヒャエル・エンデ、スティーヴン・キング、ピーター・ストラウブ、エリザベス・ヘイドン、テリー・グッドカインド、アダムス、ジョージ・マーティン、テリー・ブルックス、フィオーナ・マキントッシュ、スティーヴン・エリクソン。

 

どれもおもしろそうである。    

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