映画雑感26(2020年2月)
①題名②制作年③制作国④主演⑤面白さ(5点満点)⑥コメント
1.①家へ帰ろう ②2017年 ③スペイン・アルゼンチン
④ミゲル・アンヘル ⑤☆☆☆
⑥ホローコーストを生き延びたユダヤ人の88歳の老人がアルゼ
ンチンから故郷のポーランドに旧友を訪ねる旅に出る。3人娘
がリア王とその娘たちのよう。
2.①バトルフィールド クルーティの戦い ②2019年
③ウクライナ ④マクシム・ドネツ ⑤☆☆☆
⑥ウクライナのロシアからの独立の戦いを描いている。1918年
のソビエトの赤軍と戦った学徒兵の物語。実話だそうだ。ウクラ
イナ映画は初めて見たので興味深かった。
3.①喜望峰の風に乗せて ②2017年 ③イギリス
④コリン・ファース ⑤☆☆☆
⑥1968年の単独無寄港世界一周ヨットレースに出場し行方不明
になった男の伝記映画。追い詰められていく様子に胸が痛む。
4.①無双の鉄拳 ②2018年 ③韓国 ④マ・ドンソク
⑤☆☆☆☆
⑥妻を誘拐された男の孤独な闘い。マ・ドンソクの
肉体の迫力にものをいわせている。敵役のキム・ソンオがいかに
も不気味だ。
5.①ある作家の罪と罰 ②2018年 ③アメリカ
④メリッサ・マッカーシー ⑤☆☆☆☆
⑥女性作家のリー・イスラエルの自伝を基にしている。アカデミ
ー賞・ゴールデングローブ賞を受賞。売れない作家が有名人の手
紙を偽造する話。お金だけでなく、その人物について自分以上に
理解している人はいないという自負心が偽造に走らせる。ダメ
男で同性愛者でもある男との友情もいい。
6.①ブラック、ウォリアーズ オスマン帝国騎兵団 ②2018年
③トルコ ④ジェム・ウチャン ⑤☆☆☆
⑥オスマン帝国の最盛期の精鋭部隊「デリラ」が今のルーマニア
の暴君ワラキア公国のヴラド3世と戦う話。キリスト教に対し
てイスラム教には宗教差別がないという主張が興味深い。初め
てのトルコ映画鑑賞。
7.①ネゴシエーション ②2018年 ③韓国
④ヒョンビン、ソン・イエジン ⑤☆☆☆
⑥単なる誘拐事件と思ったら違っていた。犯人ヒョンビンの小
賢しさが鼻につく。ソン・イエジンは本当にきれいだ。
8.①守護教師 ②2018年 ③韓国 ④マ・ドンソク ⑤☆☆☆☆
⑥女子高生の失踪。新しく赴任してきた体育教師が大活躍。マ・
ドンソクが鈍感そうで体当たりするところがいい。
9.①女王陛下のお気に入り ②2018年 ③アイルランド・イギリ
ス・アメリカ ④オリビア・コールマン ⑤☆☆☆☆
⑥300年ほど前のイギリスのアン女王をめぐる2人のお
気に入りの女性の寵愛争い。アン女王役のオリビア・コールマン
が2019年のアカデミー主演女優賞を獲得。国家のことを考えて
いた方が負け、自分の利害だけ考えていた方が勝つ。宮廷勤めも
楽ではない。
10.①ザ・ラスト・ソルジャー ②2018年 ③セルビア
④リュボミール・バンドビッチ ⑤☆☆☆
⑥第一次世界大戦のセルビアの砲兵部隊の戦い。オーストリア
軍との戦いも牧歌的だし、上官も優しく、これが戦争かという感
じ。初めてのセルビア映画。
11.①セイビング・レニングラード ②2019年 ③ロシア
④アンドレイ・ミロノスウダロフ ⑤☆☆☆☆
⑥第二次世界大戦のドイツ軍のレニングラード包囲網を破って
脱出しようとする荷船に乗った大佐の息子と恋人の国家反逆者
の娘、KGBの役人。ドイツ軍の戦闘機も撃ってくる。思ってい
た以上に面白かった。
12.①コレット ②2018年 ③イギリス・アメリカ
④キーラ・ナイトレイ ⑤☆☆☆☆
⑥実在の女性作家シドニー・ガブリエル・コレットを題材にして
いる。夫の作家ウィリーのゴーストライターとしてベストセラ
ーを書き続ける苦しみと自立を描いている。夫のウィリーは人
を見る目がある。コレットの才能を見抜いていた。実話以上に面
白い物語はなかなかないというのが実感。
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