『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々910  3月の長池公園2

2019-03-30 10:51:44 | まち歩き

公園の中、桜はまだちらほら。

もう少しで芽吹きはじめる。

辛夷とキブシ。辛夷の花言葉は友情、愛らしさ。

辛夷は桜より少し早い。

カタクリ。花言葉は初恋、寂しさに耐える。

アセビ(馬酔木)。花言葉は犠牲、献身、危険。

アオイスミレ。花言葉は用心深さ、愛情。

「菫咲く野はいくすぢの春の水」(宗長 1448年~1532年) 


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読書感想256  鷲は舞い降りた

2019-03-26 23:56:38 | 小説(海外)

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読書感想256  鷲は舞い降りた

著者      ジャック・ヒギンズ

生年     1929年

出身国     イギリス

出版年     1975年

訳者      菊池光

邦訳出版社   (株)早川書房

☆☆感想☆☆☆

 本書はベストセラーになり、映画化もされた作品。解説を記している作家の佐々木譲は戦後の冒険小説のなかの最高傑作と推している。英語圏の中では音楽で言うところのスタンダードナンバーの位置にあるポピュラリティのあるエンターティンメントだと言う。つまり誰でも映画を見たか、小説を読んだか、そうでなくても内容を知っているほど有名なのだそうだ。

本書は設定が奇想天外だ。第二次世界大戦中に、ドイツの落下傘部隊が週末を過ごす予定のチャーチル首相を誘拐するために、イギリス東部のノーフォークの寒村に降り立つのだ。 彼らはイギリス軍の中のポーランド人部隊を装うが、ある事件が起きて正体が白日の下に曝されてしまう。

登場人物も多彩。ドイツの落下傘部隊を率いるクルト・シュタイナ中佐。IRAの兵士でお尋ね者のリーアム・デヴリン。ノーフォークの寒村に住むドイツのスパイの老婦人ジョウアナ・グレイ。地元の娘のモリイ・プライア。ドイツ軍のパイロットのペイター・ゲーリケ大尉。アメリカ軍のハリイ・ケイン少佐。などなど。

落下傘部隊はクルト・シュタイナ中佐がポーランドで一人のユダヤ人少女を助けたことから、数々の栄誉に輝く地位を剥奪され、懲罰部隊とされ、一か八かのチャーチル誘拐作戦の任務を与えられたのだ。しかも成功か否かには謀反の嫌疑をかけられた父親のカール・シュタイナ少将の命までかかっている。このシュタイナ中佐に見られるように、イギリスの敵であるドイツ側の人々が極悪非道なナチスではなく、勇敢で友愛に厚く動機にも人間的にも共感できる人物に描いているので、彼らの一挙手一投足から目が離せなくなる。主要な登場人物がそれぞれの信念(そのなかには愛も含まれる)を勇敢に守り抜く姿が清々しい。イギリスでナチス・ドイツの軍人を同じ人間として主人公とした小説なので感動的だ。 


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四季折々907  高尾梅郷梅まつり3

2019-03-18 17:30:04 | まち歩き

梅の郷まち広場で休憩。食べ物の屋台がでている。

圏央道の真下で野点をいただく。

湯の花梅林。平地の梅林。

するさし梅林。ここも休憩所になっている。

高尾の山懐深く釣り堀あり。

「冬ごもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きね」(額田王 万葉集)


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