『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

読書感想266  凍結捜査

2019-08-27 08:33:47 | 小説(日本)

凍結捜査 / 堂場瞬一 

読書感想266  凍結捜査

著者    堂場瞬一

生年    1963

出身地   茨城県

出版年   2019

出版社   (株)集英社

☆☆感想☆☆

本書は「検証捜査」で活躍した警官たちを追うシリーズのものの一つとのこと。「複合捜査」「共犯捜査」「時限捜査」と続いて本書に至る。主要なキャラクターは、函館中央署の保井凛巡査部長、警視庁捜査一課の神谷悟郎警部補、警察庁刑事局の永井高志理事官。保井凛と神谷悟郎は遠距離恋愛中で、神谷が保井の所に遊びに来た時に大沼国定公園内で射殺体発見の一報が入る。遺体は平田和巳と判明。保井凛が札幌で半年前に逮捕した婦女暴行事件の容疑者だった。被害者が被害届を取り下げたために不起訴処分になっている。同じ日に被害者は函館の実家から失踪した。半年後、今度は東京で同じ殺し方をされた射殺体が発見される。

函館が舞台になっているので、神谷の目を通して観光名所や食べ物なども紹介されている。大沼の団子やウニとイクラの海鮮丼は食べたことがあるが、人気のハンバーガー店の「チャイニーズチキンバーガー」はまだなので、いつか食べてみたい。

意外性もあるし、風景描写も楽しく、おいしい食べ物の紹介もあってサービスの行き届いたミステリーになっている。


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読書感想265  真夏の雷管

2019-08-24 01:38:05 | 小説(日本)

真夏の雷管

読書感想265  真夏の雷管

著者     佐々木譲

生年     1950

出身地    北海道

出版年    2017

出版社    (株)角川春樹事務所

☆☆感想☆☆

 北海道札幌の大通署のお馴染みの刑事たちが活躍する警察小説。シリーズの8弾。ことの発端は、JR北海道の札幌駅のひとつ東側の苗穂駅に近い跨線橋の上から、列車の通過や苗穂車両基地を見ていた鉄道好きの少年が、鉄道に詳しい男に出会ったことからである。そして、生活安全課の小島百合巡査部長は、老舗煙管店で精密工作用のドライバーセットを万引きした小学校6年生の少年を補導する。少年はすきを見て逃走する。一方、刑事三課の佐伯宏一警部補は藻岩山の山麓にある園芸店で硝酸アンモニウム30キロの盗難事件を追う。硝酸アンモニウムは爆弾の材料になる。小さい事件がいくつか結びついて爆弾テロ事件の発生の可能性にたどりつくが、だれが、いつ、どこでかがわからない。

 舞台が札幌で、地図も載っている。それで事件を視覚的に追いやすい。犯人が潜んでいた山間部は、最近のニュースで羆が出没している南区に当たる。危険なところだ。犯行を実行する前に羆の餌食になってしまうだろう。本書が書かれたときには、あまり羆の出没はなかったのかもしれない。


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四季折々933  登別4

2019-08-16 11:55:02 | まち歩き

熊牧場から望む倶多楽湖(クッタラ湖)。日本屈指の透明度を誇り、登別温泉の水はここから供給されているとか。

クッタラ湖へ向かう。

あいにく霧の中で湖面は見えず。

洞爺湖にも足を延ばす。北海道に来て初めてハマナスを見る。

今回の北海道旅行は終わり。


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四季折々932  登別3

2019-08-14 13:50:53 | まち歩き

登別伊達時代村へ行く。江戸時代の街並みや芝居小屋が再現してあるテーマパーク。登別に入植し開拓にあたった仙台伊達藩の片倉小十郎の家中をしのんで、片倉小十郎の屋敷や昔の学問所も再現している。片倉小十郎は伊達政宗の右腕として務め子孫も代々小十郎を名乗った。

登別伊達時代村の入口。

江戸時代の商家街。

庭園。

片倉小十郎の屋敷。

片倉小十郎の屋敷の庭園。

屋敷の内部。

長屋。

野外劇。柳生十兵衛と刺客。

忍者かすみ屋敷。幕府隠密と伊達藩の支倉常長を守る武士の戦い。

日本伝統文化劇場での花魁。

昔の学問所。

片倉資料館。開拓の苦労を今に伝える。

久しぶりにちゃんばらを見て面白かった。 


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