『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

読書感想164  耳袋秘帖 赤鬼奉行 岸肥前

2015-02-28 19:51:03 | 小説(日本)

読書感想164  耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前

著者      風野真知雄

生年      1951年

出身地     福島県

出版年     2007年

出版社     大和書房  だいわ文庫

 

★感想★

 実在した江戸南町奉行の根岸鎮衛を題材にした捕物帳。解説によれば、根岸肥前守鎮衛は、下級旗本の安生家の三男として生まれ、同じ下級旗本の根岸家の末期養子となり家督を継いだ。出仕してからは、勘定奉行、佐渡奉行を歴任し、62歳で江戸南町奉行に抜擢され18年務めた。珍談・奇談を集めた随筆「耳袋」の著者としても知られている。下情に通じ、刺青のうわさもあり、赤鬼奉行とも呼ばれたとか。

 本書は根岸肥前守に南町奉行の下命がおりた時から始まる。根岸肥前守の裁きは小さい喧嘩の仲裁や噂話から、アヘンの密輸に関わる犯罪まで及んでいる。奉行所の中で根岸肥前守の動静をさぐる政敵の動きもある。それを二人の腕利きの直属の部下、坂巻弥三郎と栗田次郎左衛門を使って解決していく。夜になると5年前に亡くなった妻のたかと話し合うが、すぐにたかは消えてしまう。寂しい老人かと思うと、あにはからずや深川の売れっ子芸者の力丸とはいい仲だ。しかも妾ではなく恋人だ。年の差35年のカップルなのだ。人魂や幽霊のような度肝を抜く捜査方法も使うが、罪を犯す人の立場や心情にも同情したり、動物好きで言葉をしゃべるといって敬遠されていた黒猫を飼うことにしたり、奉行所に迷い込んだ狐の行方を心配したりする優しさがある。一読後の印象は暖かく明るい。

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四季折々578  宇津貫緑地の梅

2015-02-27 11:21:48 | まち歩き

JR横浜線の八王子みなみ野駅から徒歩15分の宇津貫緑地。開設してから日が浅いので新しく植えた梅の木も小さい。

紅梅の林になるのは5年後、あるいは10年後?

梅干つくりの元にならない紅梅はこのあたりでは珍しく、貴重だ。ちょっとぜいたくな梅林になりそう!

「紅梅や 百花繚乱 春の舞」

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四季折々577  栃谷戸公園の梅

2015-02-26 13:42:51 | まち歩き

JR横浜線の八王子みなみ野駅から徒歩15分の丘陵地帯にある栃谷戸公園。傾斜地に梅が満開。

周りの木々は芽吹いていないし、周りの草も枯野状態の中で梅だけが美しい。

「梅一輪一輪ほどの暖かさ」(嵐雪1654年~1707年) 

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読書感想163  たそがれ歌麿  新古着屋総兵衛9

2015-02-25 01:15:32 | 小説(日本)

読書感想163  たそがれ歌麿  新古着屋総兵衛9

著者       佐伯泰秀

生年       1942年

出身地      北九州市

出版年月     2014年12月

出版社      (株)新潮社

 

★感想★

 10代目大黒屋総兵衛こと、鳶沢総兵衛勝臣は、順風満帆の初夏を迎えていた。長年敵対していた薩摩藩と和睦がなり、安南からの刺客も倒したからだ。総兵衛の下には鳶沢一族、琉球の池城一族、安南から来た今坂一族、伊賀忍者の柘植一族が結集し人的にも規模が拡大している。そしてイマサカ丸と大黒丸は南方に交易に出航中。大黒屋は入堀の対岸の久松町の炭問屋栄屋の土地と建物を購入したことで、古着大市の会場が入堀の本拠地の富沢町と久松町に拡大した。それで次回の古着大市のために入堀に架かる老朽化した栄橋を大黒屋の費用で架け替えることにし奉行所の許可も得た。新しい栄橋を建設にかこつけて入堀で分断されている大黒屋の敷地を一体化し、橋下に隠されている石造りの秘密の船隠しの改築も行おうと目論んでいる。橋の建設を請け負う棟梁はこうした秘密を知らず、大黒屋の下に集まった一族が棟梁と仕事をしながら秘密の工事もすることになる。ある日、総兵衛は許婚の坊城桜子とともに大目付本庄義親の屋敷に招かれた。そこで喜多川歌麿に引き合わせられ、その絵に魅了される。本庄家からの帰路、総兵衛と坊城桜子は何者かに襲われた。もう敵はいないはずなのに。

 そして野分が来た。建設途中の栄橋は濁流の中。

 このシリーズはどのように展開していくのだろうという興味でずっと読んでいる。南方のベトナムとかインドネシアとかが舞台になっていくのかと予想していたら、文化文政の江戸文化の爛熟期の江戸を持ってきた。その時代を象徴する人物として喜多川歌麻呂が出てくる。大黒屋も人が増え、ますます大所帯になっていく。高度成長を続けているわけだが、時は低成長の時代だ。これだけの人数を養っていくだけでも大変だ。

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四季折々576  節分の高尾山10

2015-02-24 18:45:18 | まち歩き

節分の高尾山シリーズの掉尾。ケーブルカーの出発点、清滝駅周辺。

清滝駅。

駅では天狗黒豆まんじゅうを販売中。新しいお土産品。

駅前には観光大使北島三郎の像。節分で豆を撒くので特別に設置したようだ。

高尾山に棲息するムササビの像。幻のムササビ、まだ見たことがない。

「ムササビや 冬はこもって いるのやら」 

ケーブルカー駅の横から始まる稲荷山コース。雪が残っているので歩いて山頂に向かうのは大変そう!

「冬と春 高尾の二月 端境期」

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