映画雑感39 （2021年12月）

キーパー

①レッド・ノーティス　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）：☆☆☆

　制作国・年：　2021年　アメリカ　　　　主演：　ドウェイン・ジョンソン

　コメント：　クレオパトラの3つの秘宝をめぐって泥棒、詐欺師、FBIがしのぎを削る。時には協力し時には出し抜

　　　　　　　く。最後のどんでん返しにびっくり。

②赤い闇　ースターリンの冷たい大地でー　　　　　　面白さ（5点満点）：☆☆☆

　制作国・年：　2019年　ポーランド・イギリス・ウクライナ　　主演：　ジェームス・ノートン

　コメント：　大恐慌時代に西欧諸国が不景気に苦しんでいるとき、ソ連だけが繁栄を謳歌しているというニュースが

　　　　　　　流れた。その真偽を確かめるべくイギリス人のジャーナリストがソ連に入りウクライナへ行こうとす

　　　　　　　る。実話でこのジャーナリストはその後満州で暗殺されたとか。

③キーパー　ーある兵士の奇跡ー　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）：☆☆☆☆

　制作国・年：　2020年　イギリス・ドイツ　　　　　主演：　デヴィッド・クロス

　コメント：　第二次世界大戦中にイギリスの捕虜収容所にいたドイツ軍兵士はたぐいまれなるキーパーの技量を認め

　　　　　　　られて終戦後イギリスのプロサッカーと契約する。実話だそうだ。

④100日間のシンプルライフ　　　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）：☆☆☆

　制作国・年：　2020年　ドイツ　　　　　　　　　　主演：フロリアン・ダーヴィト・フィッツ

　コメント：　会社を共同経営する親友2人が喧嘩して物のない生活ができるかどうか会社の資産を賭ける。ゼロから始

　　　　　　　めて1日に一つずつ物を増やしていくことになる。会社の従業員も大金を賭けて加わって、大騒動。

⑤シーズオールザット　　　　　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）：☆☆☆☆

　制作国・年：　1999年　アメリカ　　　　　　主演：　レイチェル・リー・クック　フレディ・プリンゼＪＲ

　コメント：　高校3年生であと2か月で卒業。卒業のときに3年生の間でプロムキングとプロムクィーンに選ばれるの

　　　　　　　が栄誉。プロムキングの有力候補の男子生徒がもっともダサい女子生徒をプロムクィーンにするという

　　　　　　　賭けをする。金持ちの子供が通う高校で貧しい家の子供は肩身が狭い。しかし男女交際も派手で楽しい

　　　　　　　高校生活。羨ましい限りだ。

⑥クルーレス　　　　　　　　　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）： ☆☆☆　

     制作国・年：　1995年　アメリカ　　　　　主演：　アリシア・シルヴァーストーン

　コメント：お金持ちの女子高校生がダサい転校生の女の子を素敵なレディに仕立てて、優等生の男子高校生を紹介し

　　　　　　マリファナまみれの生活から抜け出させようとする。自分は付き合う相手が物足りない。高校生でもパー

　　　　　　ティーに豪華なドレスで、日本の高校生とは天と地の違いがある。

⑦ヒーズオールザット　　　　　　　　　　面白さ（5点満点）：　☆☆☆

　制作国・年：　2021年　アメリカ　　　　主演：　アディソン・レイ　　タナー・ブキャナン

　コメント：　シーズオールザットのリメイク版だとか。男女役が入れ替わっている。女子高校生がユーチューブのイ

　　　　　　　ンフルエンサーで、スポンサーもついている。その収入で大学の学費を賄おうとしている。ダサい男子

　　　　　　　高校生をプロムキングにする賭けを始める。

⑧ラブソングができるまで　　　　　　　面白さ（5点満点）：　☆☆☆☆

　制作国・年：　2007年　アメリカ　　　主演：ヒュー・グラント　ドリュー・バリモア

　コメント：植木の手入れに来た女性の湧き出るような詩に感動した元人気歌手が自分の作曲の作詞パートナーに採用

　　　　　　する。ヒュー・グラントが歌もうまいしダンスもうまく面白い。

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韓国・台湾・中国等ドラマ備忘録20 （2021年10月11月12月）

初恋という名の小さな宝物

じれったいロマンス

 

①テニスの王子様～奮闘せよ、少年！　　　　（面白さ）☆☆☆☆（5点満点）

　　（制作国・年）2019年中国　　（主演）ポン・ユーチャン

　　（コメント）日本の漫画を基にしている。テニスに情熱を傾ける高校生を描いている。高校にテニスコートがたくさ

　　　　　　　　んあって充実している。高校生たちが20代の青年に見えてしまうのが残念。

②無法弁護士　　　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2018年韓国　　　　（主演）イ・ジュンギ　ソ・イェジ

　（コメント）人権派弁護士だった母親の死を真相を暴くために、故郷に帰ってきた若い弁護士。見ていても腕っぷしが

　　　　　　　強いので悪に負けない安心感がある。

③理性的な人生　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2021年中国　　　　　（主演）チン・ラン　　　ワン・ホーディー　　　

　（コメント）上海のキャリア・ウーマンのキャリアと恋を描いている。年下の彼が「将夜２」に出てきたワン・ホーデ

　　　　　　　ィ―で、彼の人気のほどがわかる。

④ラベンダー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2001年台湾　　　　　（主演）タミー・チェン　　　　アンブロウズ・シュー

　（コメント）初恋の男子生徒が別れに際しラベンダーの瓶を渡し10年後の20歳の誕生日に戻ってくると約束す

　　　　　　　る。大人になった彼がいまいち格好良くないのが残念。

⑤初恋という名の小さな宝物　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2019年中国　　　　　　（主演）ライ・グァンリン　　　チャオ・ジンマイ

　（コメント）高校から大学にかけての初恋。憧れの先輩に恋したブスで成績の悪い女の子。先輩に追いつこうと必死で

　　　　　　　努力する。最初は眼鏡をかけていてブスだったが、大学に入ってから眼鏡をはずして美人に変身する。

　　　　　　　眼鏡をかけていた時の方が愛嬌があって可愛い。美人になって目つきがきつくなり、性格も強くなって

　　　　　　　恋の主客が転倒する。友情にあふれ無邪気で楽しい恋物語。

⑥刑務所のルールブック　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2017年韓国　　　　　　（主演）パク・ヘス　　　チョン・ギョンホ

　（コメント）有名なプロ野球選手が妹をレイプした男を殴り死なせてしまう。過失致死ということで刑務所に収監され

　　　　　　　る。同房には冤罪の被害者や詐欺師、暴力団員などさまざま。熱烈なファンも多く、ファンと同房の囚人

　　　　　　　が彼を助けてくれる。

　　　　　　　

⑦じれったいロマンス　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2017年韓国　　　　　　　（主演）ソンフン　　　ソン・ジウン

　（コメント）江原道のリゾートホテルで出会った二人は一夜をともにしてそのまま別れ、3年後に大企業の本部長と社員

　　　　　　　食堂の栄養士として再会する。3年前のことを知らぬ存ぜぬで通そうとする女に、白状させようとするわが

　　　　　　　ままな男のあの手この手が面白い。栄養士の母親のアダルト女優が堂々としていて娘と対照的。

⑧マイネーム　　偽りと復讐　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆（5点満点）

　（制作国・年）2021年韓国　　　　　　　（主演）ハン・ソヒ

　（コメント）誕生日にドアの外で殺された父親の仇をとるために警察官になった娘。暴力と裏切りがすさまじく、見て

　　　　　　　いるのが辛くなる。

⑨ルーガル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆

　（制作国・年）2020年韓国　　　　　　　（主演）チェ・ジンヒョク　　　パク・ソンウン

　（コメント）AIで殺人兵器に作り替えられたルーガルの面々。悪役の殺人鬼がパク・ソンウン。いつもいい役が多いの

　　　　　　　で、狂的なものが出てこない。それであまり怖さは感じない。これも裏切りが多く、見ていて疲れる。

⑩ロマンスは別冊付録　　　　　　　　　　　　　　　　（面白さ）☆☆☆

　（制作国・年）2019年　　　　　　　　　（主演）イ・ナヨン　　イ・ジョンソク

　（コメント）新しい本を見つけて出版する出版社の若き編集長と新しく入社したバツイチの年上女性社員は幼い時から

　　　　　　　の友達。本が好きな人たちの情熱が伝わってくる。

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四季折々1018 クリスマスの相模原公園

小春日和の一日、相模原公園へ行く。

パンジー、ビオラ。

冬の噴水。

既にボケが咲き始めている。

花キャベツとパンジーのタワー。

チューリップも。

 

アメジストセージ。

タラヨウ。

セイヨウイボタ。

「『大和』よりヨモツヒラサカスミレサク」（川崎展宏1927年～）「戦艦大和」の4月7日の忌日の一句。黄泉平坂は「古事記」「日本書紀」に記された現世と黄泉の境にあるという坂。季語は「スミレ」で春。今は冬だが、パンジーが満開なのでこの句を選んだ。

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読書感想305 砂の街路図

著者　　　：　佐々木譲

生年　　　：　1950年

出身地　　：　北海道　札幌市

出版年　　：　2015年

出版社　　：　（株）小学館

☆☆感想☆☆

石狩川とそれから続く運河で四方を囲まれた運河町の街路図が小説の始めに添えられている。主人公の岩崎俊也はその街路図をたよりに町を歩き回る。かつては水運で栄えた郡府の運河町。今は主要な産業もなく廃れている札幌のベットタウン。岩崎俊也は20年前この町で亡くなった父の面影と死の真相をたどるためにやってきた。さらに20年前、今から40年前にここの国立の法科大学を父と今は亡き母も卒業した。二人が青春を過ごした町でもある。父が亡くなったときに所持していたものを手掛かりに運河ホテル、硝子町酒房、そして法科大学へ足を運ぶ。出会う人たちの口は堅い。

古い旧市街の風景で古き良き時代に引き戻されるが、ミステリーは苦く、暗い良心の呵責がオカルト的に具現化し不気味な雰囲気も醸し出している。

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四季折々1017 晩秋の長池公園

多摩丘陵の一角にある長池公園。晩秋の風景。

カルガモ、ススキ、皇帝ダリア。

「秋山の黄葉（もみじ）をしげみ惑ひねる妹（いも）を求めむ山道（やまじ）知らずも」（柿本人麻呂）

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