花紅柳緑~院長のブログ

京都府京田辺市、谷村医院の院長です。 日常診療を通じて感じたこと、四季折々の健康情報、趣味の活動を御報告いたします。

庚子歳を寿ぐ│大和未生流の花

2020-01-13 | アート・文化


大安吉日、大和未生流の新年祝賀会が奈良ホテルで開催された。須山法香斎御家元夫妻、次期若御家元夫妻、流派一門がうち揃い、御多忙の中を御来場賜った東大寺・筒井寛昭御長老様をはじめ御来賓の御方々をお迎し、新師範の初生け披露、熟練の音楽演奏が続き、令和になり初めての花の宴らしく厳粛かつ和やかな新年会であった。御長老様は来賓祝辞にあたりお持ちのノートパソコンをお手ずから操作なさって、御作詞の「奈良におもえば」を御披露下さった。

今月26日、須山御家元の御講演「万葉集に見る花~日本人の美意識」が奈良まほろば館(東京日本橋)で行われる。万葉の人々がいかなる感性と美意識でこれらの花を見ていたかという観点が講演の主題と、朝の受付に控えていた我等にお聞かせ下さった。同時期に奈良まほろば館では、東京支部の尽力で流派の生け花が展示(1月24日(金)~26日(日))される。

ところで、新年会会場に向かう近鉄電車に乗り込んだ早朝、またもや赤いダルマの「合格祈願吊り革」に遭遇した。公私ともに何事も最後まで粘り強く努力せよ、との有難い激励の啓示であると拝した。
令和二年庚子歳が、津々浦々の皆々様におかれまして幸多き一年でありますように。