京都府京田辺市、谷村医院の院長です。 日常診療を通じて感じたこと、四季折々の健康情報、趣味の活動を御報告いたします。
荏苒歳言暮 荏苒(じんぜん)として歳言(ここ)に暮れ
昊天降粛霜 昊天(こうてん) 粛霜を降らす
千山木葉落 千山 木葉落ち
万径少人行 万径 人の行く少なり
永夜焼乾葉 永夜 乾葉を焼(た)き
時聞驟雨声 時に驟雨の声を聞く
回首憶往事 首を回らして往事を憶へば
総是夢一場 総べて是れ夢一場
(入谷義高訳注:東洋文庫「良寛詩集」, p135-136, 平凡社, 2006)
本年賜りました御厚情に謹んで御礼申し上げます。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます。
江雪 柳宗元
千山鳥飛絶 千山 鳥飛ぶこと絶え
萬徑人蹤滅 万径 人蹤滅(しょうめつ)す
孤舟蓑笠翁 孤舟 蓑笠(さりゅう)の翁
獨釣寒江雪󠄁 独り釣る 寒江の雪
(川合康三編訳:新編「中国名詩選 中」, p539-540, 岩波書店, 2015)
水仙や門を出れば江の月夜
続猿蓑 支考
研究主題:万年青
平城宮址の大極芝にて
はたなかのかれたるしばにたつひとの うごくともなしものもふらしも
鹿鳴集・南京新唱 会津八一