紘一郎雑記帳

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正社員を無くせ!!は正論か?? 紘一郎雑記帳

2015-01-30 02:38:32 | Weblog

正社員を無くせ!!は正論か?? 
紘一郎雑記帳

竹中氏が発言「正社員をなくしましょう」暴論なのか、正論なのか

 

竹中平蔵氏が、テレビの討論番組で「正社員をなくしましょう」と
発言したことが波紋を広げている。竹中氏はこれまでも、
「アーティストは残業代ゼロです」「正規(社員)は守られすぎている」と発言、
日本の「正社員」は過剰に保護されていると指摘していた。どうやら、
「正社員をなくそう」というのは竹中氏の持論らしいようです。

 暴言では無いでしょう。その方が新自由主義的に都合いいいだけの話でしょう。
流動的雇用形態を推進する竹中氏にとってはより良い話ではないですか。
別に正社員を無くしても問題は無い。基本給が上がれば、その代わり残業など
欧米並みの労働法制を遵守し、違反には多額の罰則金を支払わせば
それだけの話ではないですか。
 

整理解雇四要件の明文化、同一賃金同一労働の制度作り、
首切り易く再就職しやすい環境作り、失業時のセーフティネット等全部必要で
やるべき事ではないですか。雇用の流動性が向上して再就職し易い社会に
なれば労働条件の悪いブラック企業で働く人はいなくなる。
ブラック企業の淘汰に繋がる。企業は優れた労働者を大事にするようになるし
賃金も上がるでしょうね。

 企業は賃金を上げも駄目な奴は簡単に首が切れるわけだから、
安心して賃金を上げる事が出来る。そうなれば、企業は賃を上げて良い人材を
確保しようと動くようになる。これは労働者にとって利益になるでしょう。
 

竹中氏は、自社への利益誘導だから、正論でも暴論でもないでしょう。
海外の例は自社にとって都合のいいことだけをかいつまんで発言している。
派遣の中抜き10%制限している国もあるし、専門職のみ派遣可の国もある。
解雇自由だが、正社員より月給を多くしないとダメな国もあるし、
派遣そのものが禁止の国だってある。

 竹中氏は派遣会社のためだけのこと考えて言っている。
派遣会社と非正規は違う。結局正社員をなくせば派遣が増えると
思っているような気がします。でも実際正社員なくしたら、
派遣は減る。企業として派遣は必要な時だけ使えるけれど使っている
労働者の経費は高い、こうなると派遣をつかっていた部分を
非正規社員で埋めれば企業は楽になると思います。
 

大部分は正論だが、雇用される側の気持ちを考えると堂々とTVで、
視聴者を多少は意識して、こう断言するとショックを受ける人いるかと
注意する点はあった。
他人の心に対する想像力の欠如がみられて少し残念かと思います。

 円安で世界の工場に回帰しようというのだから、雇用流動化が必要なのは
当然かも知れません。職場の自動化がこれから進んでいく、
ロボットも発展してきた。正社員はこれからどんどん少なくなる。
需要と供給、正社員が無くなれば非正規を基準に不動産価格も落ち着く、
どのみち正規が減り非正規が増えている現状で正社員を基準にした
不動産価格の維持はできない派遣社員をサポートするための
制度を考える事が大切でしょう。
何のスキルも得られずに会社でのうのうとしている老人たちは
解雇されても仕方ないと思います