紘一郎雑記帳

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自己責任ってなんですか?  紘一郎雑記張

2015-01-28 00:02:36 | Weblog

自己責任ってなんですか?  
紘一郎雑記張

人質事件の「自己責任論」

 「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件で、
人質になった2人への「自己責任論」が多く聞かれることです。
いわゆる人質テロ事件が発生する際によく出る議論であり、
今回も「人命尊重」と「テロに屈しない」という二律背反的な状況の中で
出てきているようです。
 

事前に「行くな」と言われているところに行った人達の運命に国家は責任をもたない。
百歩譲って、それでも国民だからなんらかの責任があるとしても、
それは身代金を払うことではなく、誘拐者に法的制裁を与えることでしょう。

自分はこんな危険な紛争地帯に行きイスラム国戦闘員と並んで
写真撮れるパイプがあるとかキャリアに付け加えたいだけだな無茶してえる。
ジャーナリストというより、ただの売名行為でしかないのでは。
 

紛争の現場を知ってどうするのか、人類が経験したことのない戦争とは違う。
昔から紛争なんてある。今まで知って何をしてきたか、知ったとしても何になるのか。
視聴者の好奇心満たすだけでは、国民はみんな命が助かるといいと思っているが、
だけど200億円も出すのは馬鹿げているとも思っているでしょうね。

成功すれば自分の利益になるし、失敗すりゃ我が身を滅ぼす。
そういう意味でも自己責任って考えは
妥当ではないですか。
冬山にのぼって遭難した人は数多くいるだろうが、それぞれに
200億かけて捜索するのでしょうか。
 

少なくとも本人が自己責任を口にしているくらいだから
、国に助けてもらおうなんて甘い考えはないのでしょうか。
もし日本がイスラム国に本格的に目をつけられたなら、
既に自己責任レベルを越えた事をやった事になっているのでしょうか。

救出した成れの果てがイラク人質事件のような左翼活動家でした。
行きたくないのに連れて行かれて、あるいは社命とかでいかざるを得なくて、
それで無理矢理誘拐されたなら同情もされるでしょうが。

学校の帰り道に誘拐拉致された小学生
 
今回の人質のお二人は拉致被害者の
”横田めぐみさん”とは全く異なるのです

 
 
国が生命や財産を保護する義務を負うのは領土内の話で、
外国にいる場合はその地域を領有する政府にお願いするしかないが、
今回のように政府の実効支配が及ばない地域ではそれも期待できないから、
渡航するのは控えましょうと言うぐらいしかできないでしょうね。
 
自己責任論者は感情先行型の人々が多いのでしょうか。
「自己責任か否か」の線引きをどこに置いているのか。
人間の行動の結果なんて究極的には全て「自己責任」で片付いてしまうのでは。
自己責任だけど政府は助ける義務があるということでしょうか。
責任が政府にあるとか言う愚劣な人々に対しての答えが
自己責任だということだけではないですか。