紘一郎雑記帳

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アメリカ・キューバ国交に思う 紘一郎雑記帳

2015-01-06 03:14:00 | Weblog

アメリカ・キューバ国交に思う 
紘一郎雑記帳

アメリカとキューバが国交正常化交渉へ

アメリカ、キューバ両国は国交正常化交渉開始と公表。
米国は数カ月以内にキューバ首都に大使館も検討しているようです。
米国とキューバが国交正常化に向けて交渉をはじめたことについて、
中国外務省の秦剛報道官は12月18日の定例記者会見で
「私たちは歓迎する、同時に米国によるキューバへの
経済制裁の早期解除を希望する」と平静を装ったようです。

しかし近年、中南米の国々と連携を深め、米国と対抗する姿勢を
鮮明している中国の習近平政権にとって、米国とキューバの
急接近は大きなショックであることは間違いないようです。
ある共産党関係者は「裏切られた思いがある」と話したそうです。

キューバは中国と同じく、世界で残り僅かな社会主義国家の
一つだが、
キューバは社会主義で間違いない。
医療とか基本的な社会サービスは全て無料。
中国は年金無し、医療有料、階級格差有り、
とても比較になりませんが。


キューバを巡って米中の綱引きが起きていたのか、だからここで
米国はキューバとの関係改善に乗り出したということでしょうか、
アメリカが喉元にナイフを突きつけられる可能性を
消しにいっているのでしょうか。

これは、アメリカのさじ加減次第でしょう。
アメリカに逆らうのは危険だとロシアや中国に示しておいて、
反アメリカのキューバをアメリカ陣営に引き込む。
ラウル氏が後継ぐとなった時はどうなることかと思ったが、
良い方向に向かっているのでしょうか。

恐らくキューバが、先進国が尻込みしている早い段階で、
エボラ対策として100人を超える医師団を派遣したことの評価でしょうか。
オバマ大統領からすれば頭が下がる思いだったのかもしれない。
なんらかの形で報いたいと思うのは自然なことでしょうか。

ロシアの対アメリカ戦略を1つ潰したわけでしょうか、
後は南米かも知れません。中米エリアは台湾と国交ある国多いし、
中国はここのところ、ラテンアメリカに影響力の拡大を
図っていたからだろうか。そういう対中戦略もあったと思います。

これからは反米資源国が次々とアメリカ側に寝返るのでは、
ここしばらくアメリカが急激にロシアを追い込んでいる。
シリアとウクライナでプーチン大統領にやられたオバマ大統領の
意趣返しか、歴史的地域的にはどうかだが、
北朝鮮やイランに比べれば世界的なインパクトは大きいかも。
キューバとしても外貨が欲しいところだろうから、
米国との関係改善は望ましいことだろうかと思います。

なんか久しぶりに世界が大きく動き出した感がしますが。
オバマ大統領は何の成果もなかったから、もう政治家として
次のチャンスはないし、多少の無理をしてでも成果として
国交回復をするかも知れません。それにもう、
キューバが共産主義を捨てるのも時間の問題だろうと思います。