ギリシャ離脱かユーロに危機 紘一郎雑記帳

ギリシャ離脱かユーロに危機　　
紘一郎雑記帳

ギリシャのユーロ圏離脱「対応可能」地元誌、独政府筋が見解

 ドイツ誌シュピーゲル（電子版）は３日、政府筋の話として、
ユーロ　圏諸国は必要となれば、ギリシャのユーロ圏離脱に「対応できる」
との政府見解を報じた。今月25日のギリシャ総選挙に向け、
現行の緊縮財政方針に反対する野党が勢いを増しており、
ユーロ圏としてギリシャの改革後退は容認できないとの姿勢を示した。 

政府筋は、メルケル首相とショイブレ財務相は欧州債務危機以降、
ユーロ圏が十分な改革を進めてきたとの認識を持っていると指摘。
「ポルトガルもアイルランドも立ち直ったと見なされており、
「ギリシャの混乱が」他国に波及する恐れは限定的だ」と述べたようです。

 ギリシャ総選挙では、反緊縮派の最大野党、急進左派連合が支持率で
首位と報じられており、政権を獲得すれば、現状の緊縮財政から
脱却したい考え。ツィプラス党首はユーロ圏諸国に対し、
大幅な債務削減を求める方針も表明しているそうです。 

 

欧州自体は経済の垣根取り払い、明らかに豊かにはなったような気もしますが。
統合以前の欧州とか、存在感すら消え失せた状態で廃れていたし、
そもそもEUやら通貨統合以前から欧州ではあちこち破綻していたようでしたが。
EUやユーロ以前の、出鱈目な欧州の状況は、割と忘れられがちかも知れません。

ギリシャは破綻も繰り返しているが再生も繰り返しているので、
突き放しておけばいいかも知れません。
流石にユーロはなれる程ではないだろうし10年くらい貧乏続けて
普通に回復するだろうか。ユーロ圏は国債持ち合いでしょう。
一箇所破綻したらバタバタって行きそうな気もしますが。 

ユーロ離脱した時点で終りでしょうから、抜けられないでしょう。
ドラクマに戻るか新通貨にするか、通貨暴落避けられないだろうから、
EU各国にユーロ建てで発行した債券の負担が暴騰するし、
日本同様燃料殆ど海外頼りだから、通貨下がるダメージが大きい。
下落のレベルは今の日本の円安どころではないだろう。

緊縮嫌でチキンレースしかけてきたギリシャに、現実思い知らせる為の
ポーズでしょうか。ギリシャは国自体が小さいから、
ECBはやろうと思えばギリシャ以外の債権は消えたにしても、
まだ相当な余裕がある程度かも知れません。 

努力も嫌だ、緊縮財政も嫌だ、で資金援助はしてくれは、
どこかの国と気質が似ている気がしますが。
日本はどこにも加盟してないのに何故か何故か破綻しそうになったら、
助けろと当たり前のように言われていますが、前回危機から
どれだけ時間経っているのか。
いくらギリシャだってECBは、
IMF並みに厳しく手取り足取り対処するべきですね。