丹羽大使をマダ罷免できない野田政権
紘一郎雑記張6月産経より
緊急!!!
民主党は分裂の前に中国大使をクビにせよ!
丹羽宇一郎大使の言動に見える
中国に媚びる大手商社
円高に苦しむ輸出産業を横目に、商社はいま絶好調である。
大手6社の最終利益(今年3月期)を合計すると1兆6000億円を超え、某商社に勤めるわが悪友なぞは「ボーナスがいくら出るなんて言えないよ」と頬を今からゆるませている。
そんな商社もついこの間までバブル崩壊とその後遺症に苦しみ、
「冬の時代」が長く続いた。
伊藤忠商事も例外でなく、不動産をはじめ膨大な不良債権にあえいでいたが、一気に解決した男がいた。
自らを「掃除屋」と称した当時の丹羽宇一郎社長である。
彼は「会社は本当につぶれないだろうか」と迷い、食事ものどを通らなくなるほど悩んだ末に不良債権の一括処理を決断。一気に4000億円近い特別損失を計上し、組織のリストラに大なたをふるった。
不良債権処理に真正面から取り組んだ姿勢は高く評価され、
伊藤忠の業績は急回復した。
しかも就任時の公約通り、6年で社長を辞め経営陣の若返りを図った。
在任中に「まずは社長がやめなさい」という対談本を出し、世代交代を望む中堅幹部を大いに鼓舞した。
春秋の筆法で書けば、古希を過ぎて門外漢の駐中国大使さえ引き受けなければ、「売国奴」と罵(ののし)られることもなかったはずだ。
東京都による尖閣諸島購入計画を「日中関係に極めて深刻な危機をもたらす」と足を引っ張り、中国側と同じ主張をする人に外交官は務まらない。
物を売るには媚(こび)を売るのも時に必要だろうが、相手に媚を売って国益を守れたためしはない。大使に民間人を任命さえすれば、
政治改革になると思い込んだ民主党の罪は万死に値するが、まずは大使がやめなさい。
平成の名経営者が晩節を汚す姿をこれ以上、みたくない。