紘一郎雑記帳

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大正ロマンの往時、今に・・紘一郎雑記張

2012-01-29 05:08:49 | Weblog
速報
ブログ”清盛第5回”は近々投稿予定です
大正ロマンの往時、今に…復元の大阪府庁正庁、
25日から公開開始
紘一郎雑記張
 
 

 大阪府庁本館(大阪市中央区)の大広間「正庁の間」が、完成当時の大正時代の姿に復元され、25日から一般公開が始まる。修復過程で、約55平方メートルの天井ステンドグラスは公共建築で現存する最古のものであることが判明。傷みや汚れは激しかったが、職人たちが可能な限り、元の華麗な姿に戻す工夫を凝らした。

 府庁本館や正庁は、これまでも、映画『ブラック・レイン』(平成元年)、『HERO』(19年)、『プリンセス トヨトミ』(23年)、NHKドラマ『白洲次郎』(21年)などのロケ地としても使われており、今回の復元で撮影スポットとしての需要も高まりそうだ。

 正庁の間は本館5、6階の吹き抜け構造で大正15年に完成。かつては式典などに使われたが、庁舎が手狭になったことから、20年ほど前から執務室に転用され、一般の人が目にする機会はほとんどなくなっていた。

 大阪府が昨年購入した咲洲(さきしま)庁舎に部局の一部を移したことを受け、約4200万円かけ、大正時代当時の姿に復元することになった。松井一郎知事は、府庁本館を大阪市が建設予定の近代美術館に転用することも検討している。

 当初の復元計画では、ステンドグラスについては予算上の問題もあり、中心の装飾部分以外は、当時の姿を印刷した紙をアクリル板に張ることで代用する計画だった。しかし、修復を担当したガラス工芸作家の生田哲さん(64)が「可能な限り元の姿を保ちつつ、往事の姿に」と提案、特殊洗浄を採用することになった。

 中心部は、100カ所近くでガラスの欠損があったほか、5センチ前後もたわんでいたが、残されたガラスもすべて活用し、紫外線硬化接着でつなぎ合わせた。

 また、安全性の観点からステンドグラスの下に設置されていた金網を撤去、代わりに強化プラスチックを設置したことで、室内は格段に明るくなった。

 生田さんは「大阪城の石垣と堀を意識した幾何学形の中心に満開の花が据えられ、大阪の明るい未来と発展を願う心意気を感じるデザイン。表面の凹凸による乱反射でより明るく多く採光できる色ガラスを使用した大変貴重なもので、ぜひ多くの方にみてほしい」と話している。

 一般公開は毎週水・金曜日の午前10時から午後5時まで。入場無料。問い合わせは府大手前・森之宮まちづくり課(06・6944・7560)。