木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

いつも通りに起きて、ちょうど雨の合間にMayと散歩してきました。

べとべとと蒸し暑く、気温は23℃です。

当地方はいまのところは強い雨の心配はなさそうです。

さて、少し前に書きましたが、私が木工を初めて今年で30年です。

当時、出張で奥三河地方によく出かけていました。

その行き帰りにうろ覚えですが、東栄町のトンネル前に

「三河名産白砥石の採掘元」を掲げる店があり、ある時に寄りました。

「うちの砥石は包丁が良く降りると板前さんに評判がいいよ。」

ネットで見ると、もう砥石の山は採掘をやめているようですし、

この砥石屋さんも今はたぶんないでしょう。

一番左は三河白ではなく、人造の中砥石です。

真ん中と右が三河白、別名名倉砥石です。

京都の砥石と並ぶ、仕上げ砥石の有名品だそうです。

メルカリで見ると10何万円なんてものもあります。

当時は子育ての真っ最中、私の小遣いは1万8千円でした。

もちろん、この金額で十分買えて、ビールも余裕で飲める価格で、

多分、2年続けて購入したんでしょう。

最近、ようやく刃物研ぎが分かりかけています。

もう一度、この砥石がどのくらい刃物を研ぎ降ろすか、使い込んでみます。

月曜日にはハイス鋼の小カンナの刃を研ぎます。

なかなか刃先がとがった感触が得られませんでした。

ステンレス牛刀の成平、

珍しく妻の包丁も研ぎました。

包丁にはよく合うようです。

昨晩は、今日の訓練校で、また金輪継ぎで使うノミなので

真剣に研ぎましょう。

きれいに研げていると思いますが、

その光具合は人造砥石の方がきれいな気がしますが、

さて、切れ味は今日の午後に試します。

次は私が最初に買った寸六のカンナ「喜之助」です。

このカンナの刃とは相性がいいかもしれません。

こちらは独特の癖があり、先週も悩まされた

寸六の源利彦、

さあ、この切れ味も今日の午後。

最後は再び成平を名倉砥石だけで研いで、

今日の夜の山荘で食べる野菜まで刻みました。

天気が気になりますが、楽しみな訓練校に行ってきます。

皆様も良い週末をお過ごしください



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