今日は「小正月」である。小正月の大野の朝は、昨日の「爆弾低気圧」(いわゆる南岸低気圧)のおかげで、かなりの積雪になって、朝早くから除雪車が出動していた。新聞配達に出るのに車が出せない状況なので、道路までの雪かきを30分位してから出かけた。国道などはすっかり除雪されていたが、各家庭のところなどは長靴が埋まるくらいの雪を漕いでの配達となった。かなり奥の1件は除雪が進んでから届けることにした。
「小正月」は女の年取り、後の正月ともいう。この日に、トシナ(年縄)や拝み松といった正月の飾りを納める。一昨日掲載した「ナモミたぐれ」も本来小正月の行事だった。この地域では小正月には「フカシ」をつくるとある。「フカシ」はおそらくモチ米をフカしたもので「オコワ」のことであろう。わが家でも、ふかしたのではなく「炊きオコワ」にした。入れた豆が黒豆なので赤飯にはならず、黒飯になった。シジミの味噌汁、レンコンのキンピラ、塩ますの焼き物などが添えられた。夜は、正月ほどではないがいくらか豪華にするのだという。