先日の大雪からしばらくは、除雪、屋根の雪下ろし、排雪(近くの河川敷まで雪を運んで捨てる)などで忙しく、伐採現場に入ることができなかった。昨21日、果たして行けるかどうか確認の意味も兼ねて、トラクターで田んぼまで行った。伐採現場が田んぼの南側の雑木林だからだ。田んぼの作業小屋前にトラクターを停め、田んぼを写したのがこの写真である。田んぼは一面雪に埋まっていた。トラクターならなんとか現場まで入れることがわかったので作業を始めたが、チェーンソーの切れ味が悪い。切り口が斜めになるのである。この間、目立ても自分でできるようになって修理を依頼する場面はほとんどなかったのだが、斜めに切れるようになると素人では修復できないのである。修理屋さんは昨日は不在だったので、今日にでも修理してもらって、雪の中での伐採を再開しなければならない。
『秀吉の枷』中を読んだ。中は中国大返しの後、光秀との決戦にのぞむところから話が始まる。天王山のたたかいで光秀を破り、秀吉が天下人をめざして織田から支配権を奪っていくのだが、ここでも問題になるのが本能寺の抜け穴を前野将右衛門に命じてふさがせ、信長を謀殺した事実である。しかしその抜け穴から信長の遺体が消えていた。信長の遺体をめぐる様々な推理を働かせながら、秀吉の天下統一の動きを追い続ける。中の最後は、九州征伐(島津征伐)のところまでである。戦国末期のよく知られた、信長から秀吉への権力の移行をバックにその背景で何があったか、縦横に推理を働かせる歴史ミステリーはいよいよ面白くなってくる。