山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『父子十手捕物日記』2『春風そよぐ』=鈴木英治著

2014-09-08 18:28:49 | 読書

『父子十手捕物日記』シリーズの第2巻『春風そよぐ』は旅行に出かける前に読んだ本だが、出発前のドタバタでブログにアップできなかったものである。執拗に命を狙ってくる見覚えのない浪人が、16年前にかかわった事件に絡んでいることを悟った丈右衛門(父)。いまだに脳裏から離れない事件があった。浪人の遣う恐るべき剣に御牧親子が立ち向かう。息子・文之助が愛しく思っているお春についてもややこしい過去があるらしい。徐々に核心に迫っていく感じだ。この本は、1刷を通じて一つの事件を扱うので、面白く読んでしまう。


今晩の山賊食堂(9月8日)鳥チャンコをつくった

2014-09-08 18:19:25 | グルメ

おばんでがんす。今朝早く旅から帰ったのに、家の女ども(妻と義妹)は今晩の料理当番は当然山クジラ♂だと思っている。妻は外出し、義妹はいつもの犬の散歩。出発前の5日の夜に料理をしてから、土曜の朝と日曜の夜の当番をしなかったので、この間何を食していたのかもわからない、聞いてみたらたいしたことはないようだ。冷蔵庫を覗くと出発前に買っておいた鳥の胸肉が残されていたので、鳥チャンコをつくった。鶏肉、ハクサイ、ニンジン、ゴボウ、エノキタケ、マイタケ、糸コンニャク、豆腐、ネギを入れ味噌をベースに醤油や料理酒を入れ、すりおろしたショウガを入れる。ショウガが入らないと全く美味しくない。私流のチャンコである。これにカンパチのお造り、味噌キュウリ、枝豆の塩ゆで、朝妻がつくった煮物、ミョウガの甘酢漬けなどを並べた。ほとんど酒の肴という感じ。参ったか?


船中2泊、ホテル1泊の北海道旅行

2014-09-08 12:39:20 | 旅行

5日から8日にかけて船中2泊、ホテル1泊の北海道旅行に参加する機会が出来た。この旅行は、農業共済組合の大野地区共済部長協議会の研修旅行(種市協議会も共同)で33人の参加で実施。5日の10時のフェリーで八戸から苫小牧に向かい、苫小牧からガイド付きの観光バス(時計台バス)で札幌、小樽を回って定山渓のホテル(定山渓ビューホテル)で1泊し、2日目は支笏洞爺国立公園内を回り、9時15分初のフェリーで八戸に戻るという旅であった。小樽では裕次郎記念館の後、お土産のお買い物時間があったので、私だけ一行から離れ小林多喜二の記念碑を訪れ、小林多喜二のコーナーがある市立文学館を回り、ついでに元の日銀支店跡の金融資料館を見学、さらに小樽運河の風景を楽しんだ後、一行と合流するコースをとった。小林多喜二記念碑前での写真がトップの写真である。

八戸港を10時に出発したシルバーフェリー(シルバーエイト号)の船室は2等で一番船の後ろだったので、スクリューの音が響いて十分に眠れなかった。翌6日の朝は快晴で、5時後半に海上での日の出を迎えた。

そして苫小牧入港。すぐに観光バスに乗車して、千歳市に向かい「道産会館」で朝食。

朝食後は札幌に向かい、羊が丘公園に行く。「少年よ大志をいだけ」の言葉で知られるクラーク博士の銅像がたっていた。若い頃、この言葉にあこがれ「できれば北大」などと思った時期もあったが、超過激な受験地獄の時代で、私の学力では岩手大学どまりという判断をして岩手大学農学部を受け合格して岩手にやってきたのだった。

我々一行は農業共済組合の関係者ということで、次の見学先はアサヒビールの札幌工場の見学であった。土曜日ということで工場は動いていなかったが、見学コースをガイド付きで回った。そしてここでは、生ビールの試飲があり、それぞれコップで3倍まで試飲できるのだが、昼食前なので2杯とまりとなった。

札幌から高速道路を使って小樽に向かう。小樽で昼食をとって、石原裕次郎記念館を見学、こちらは農業とはあまり関係ないが、参加者の世代が裕次郎の活躍した時代を知っているのでこのようなコースになったものか。西部警察をやっていた頃私はほとんどテレビを見ないような生活をしていたので、展示されている車を見てもピンとこなかった。それでも映画「黒部の太陽」あたりはぜひ観たいと思った。裕次郎記念館のあと、バスは北一ガラスのバス駐車場にとまり、北一ガラス見学は「希望者」ということだったので、私は独自に小林多喜二の記念碑に行くことにした。行き方がわからないのでタクシーを拾い、案内してもらった。小樽商科大学の近くにある公園内に多喜二の記念碑は建っていた。そして、市立の文学館に行き、小樽出身の作家たちの中に、小林多喜二のコーナーがあり、蟹工船の掲載された「戦旗」なども展示されていた。

小樽から峠越えで定山渓温泉に行き、我々は定山渓ビューホテルという定山渓最大のホテルに泊まった。土曜日ということで宿泊客が多く、また韓国をはじめとする外国人の多さには驚かされる。朝は、バイキング方式だったが、これだけ多種多様な人間が泊まるとするとバイキングで好きなものを食べてもらうしかない気がした。

定山渓から中谷峠をこえて洞爺湖に向かう。「サイロ展望台」で洞爺湖を見学。参加者の中の勇ましい人たち3人が1万2千円払って、ヘリコプターの遊覧飛行をしてきた。サイロの形をして展望台があるので「サイロ展望台」というのだそうな。ここの名物がアイスクリームのテンプラなのだそうだが、私は食べる気にはならなかった。洞爺湖温泉をぬけて、昭和新山にある食堂で昼食。何とジンギスカン!しかし、岩手のやり方とは違って、バター敷いて先に野菜をのせ、その上に羊の肉やら魚介類をのせ蒸し焼きにしてタレにつけて食べるという。なじんでいるせいか、岩手のやり方が私は好みだ。

次は登別温泉の地獄谷を見学。このような場所は、7月に秋田の川原毛地獄を見てきたので、まあそんなものという感じ。

最後の見学場所は支笏湖。途中雨が降ったが、支笏湖に着いたときは雨が上がり、樽前山などがきれいに見えた。私は、千歳川は支笏湖から流れ出る場所まで行ってみた。支笏湖から千歳市に行って、道産会館で夕食。夕食まで1時間も時間があったのには参ったが、夕食にはタラバガニが2分の1匹ずつついて、主催者提供で生ビールもつくというサービスだった。あとは、苫小牧に行って9時15分発のシルバーフェリ―(シルバープリンス号)に乗船。出発前に船のお風呂に入る。そして8日の朝、4時45分に八戸港に入り、バスで6時前に帰宅した。船中2泊、ホテル1泊でなかなか厳しい日程だったが、充実した旅行だった。

 

 


今日の朝食(9月8日)肉巻テンプラ

2014-09-08 07:40:18 | グルメ

9月8日。おはようがんす。今朝4時45分にフェリーで八戸港に着き、バスで送られて帰宅したのが麻の6時。行き帰りが夜行のフェリーでなかなか大変な旅だったが、小林多喜二記念碑などにも訪ねることが出来て有意義な旅だった。詳しくは別途投稿予定。

少し休憩し、3日分の「しんぶん赤旗」と地元紙にざっと目を通して朝食。今朝の妻のメニューは肉巻テンプラ、本当はゴーヤーを入れるのだそうだが、芯はニンジン。大葉と肉を巻いて衣をつけたものを揚げてある。辛子醤油で食べた。お土産に買ってきた松前漬けもさっそく食卓に出した。旅先では、食事の準備の面倒さはないが、全体として野菜不足である。やはり家で、野菜たっぷりの食事をするのが一番良い。