映画『柘榴坂の仇討』を妻といっしょに鑑賞した。原作は浅田次郎である。最近、NHKをはじめ、映画を紹介する番組で、『柘榴坂の仇討』が良いという評判を耳にしていたので、一人でも鑑賞に行くつもりだったが、妻が誘いにのってきたので珍しく夫婦そろっての映画鑑賞になった。映画の舞台は幕末の、井伊直弼に対する襲撃とその行列で直弼の護衛役だった侍が責任をとらされ、明治になっても敵をつけねらうというのが大きなストーリーだ。どうなったかを書くと、これから映画を観ようとしている方にご迷惑になるのでかかないが、「仇討」といっても殺害場面がない、そういう意味で安心して鑑賞できる映画だ。原作者・浅田次郎の気持ちが入っている気がする作品だった。これからでもぜひ鑑賞をお勧めしたい。
おばんでがんす。水溶の夜は山クジラ♂が料理当番。今日は農作業を休みにして八戸まで映画を観に行った。そのことは別に登校するが、八戸に行ったついでにホタテのお造りを買ってきた。何となく今日は「ひっつみ」と思っていたので、3時少し前に家に帰ってから小麦粉をこねる。塩を少し入れた水で適度の固さにしてあとは手でまとめ、捏ね上げる。本当は足で踏んで仕上げたいところだが、そうもいかないので濡れ布巾をかけて約2時間寝かせておく。おおの健康の湯に入浴して、午後5時から夕食の仕度。ホウレンソウはおひたしにし、ユウガオの炒め煮をつくり、トマトを適度の大きさに切る。ホタテのお造りは皿に移すだけ。さて「ひっつみ」だが、昆布と煮干しで出汁をとり、ニンジン、ササガキのゴボウ、鳥足肉、ブナシメジを入れる。醤油、料理酒などで味を整え、こねた小麦粉を手でのばして汁に投入する。この手で伸ばす作業をとらえ、「ひっつみ」の名が生まれたらしい。「ひっつみ」は最も当地らしい料理だと思う。
9月24日。おはようがんす。台風が接近し、今晩から明日にかけ岩手県北部沿岸でも雨が降るらしい。稲刈りを予定してる28日前には天候が回復しそうだ。28日に稲刈り(コンバイン委託)、29日は朝から「米出し」(乾燥機から米をとり出し、袋詰めにして搬送)。30日から産直米への出荷(軽米まで3往復?)、そしてワラ立て作業、10月はじめには「セイロ」(倉にある米保存容器)へ米投入。ここまでやりきってようやく10日からのカナダ旅行になる。一年のうちで、田植えまでの何日かと、収穫後の何日かはもっとも忙しい時期である。
昨日妻は、ピーマンのつくだ煮をつくった。夏野菜の最後のところでピーマンが食べきれないほどできる。何か保存食に加工できないかと話していたら、知り合いの方から「ピーマンのつくだ煮」を伝授されてきた。細かく切ったピーマンを醤油と麹を入、青ナンバンを入れて、ことこと煮て作るのだそうである。今朝の料理写真の手前右端にあるのがそれ。ご飯にのせると意外と美味しい。湯豆腐や冷奴にあわせても良いかもしれない。