おばんでがんす。日曜日の夜は普通に山クジラ♂が料理当番である。ただ、日曜日は午後5時30分から「笑点」がある。立川談志が司会をしていた頃から「笑点」のファンである私としては、出来る限りそれを観るために5時30分前に夕食の支度をおえようとさまざま時間調整をする。今日は農作業を3時前に上がって、おおの健康の湯で汗を流し、4時から調理にかかる。ヒジキの煮物は妻が作っておいた常備菜。もうひとつおでんが出来ていたので、私がつくったのは、ホウレンソウのゴマ和え(当地では「ゴマよごし」という)、と枝豆の塩ゆで、そして鳥団子汁。味付けは白味噌、醤油、料理酒に生姜のせん切りを加えたもの。おでんや鳥団子汁が出てくると、秋を通り越して初冬のイメージだな~!
池波正太郎の『真田太平記』も15巻まで来てしまった。15巻の中心は、大阪冬の陣である。豊臣をつぶして徳川の安定した政権を確立したい家康は、日本中の大名を動員して大阪城を取り囲む。当時の大阪城はとんでもなく大きなものだったらしい。何回か花巻空港から大阪伊丹空港に飛ぶことがあって、飛行機が大阪上空に入り旋回しながら高度を下げると、再建された大阪城が見える。私も高校生の時に、修学旅行で大阪城を見学したのだが、その時は大きく思えたたのだが、『真田太平記』に出てくる大阪城はとてつもない規模を掘っていた。関白秀吉が財力の限りを尽くして建築した名城である。この城ゆえ、何とかなると淀君たちは思ったのであろうか?今の我々からすれば意味のないたたかいを引き起こすことになったようだ。そして大坂方の指揮の不統一のもとで、あくまで戦将としての意地を貫いた真田幸村がつくったのが「真田丸」なのである。様々な本で書かれてるが、「真田丸」でのたたかいと、大阪夏の陣での幸村最後の奮戦は、何度読んでも心躍るものである。