中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

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2011-10-11 17:16:51 | 山形弦楽四重奏団
 さあ、定期演奏会も終わったことだし、また新しい気持ちで、山形Qは次回へ向かいます。

 ・・・やっとの思いで終わったばかりなんだから、しばらくはカルテットのことなんか考えたくない・・・

とはならないのが、カルテット馬鹿。そして本番直後ほどやる気が出るのが、演奏家のどうしようもない習性でございます。まあ、そんなところがあるからこそ、ずっと続けていられるんでしょうね。


 さて、次回の山形Q第42回定期演奏会は、来年の1月17日。残念ながら平日です。これは、ホール予約抽選における私のクジ運にもついに陰りがさして、当たりをひけなかったから・・・ではありません。各週末はすでにオーケストラの予定がいっぱいなのです・・・ありがたいことではありますが、山形Qとしては今後も苦労が絶えない。まあ、これは宿命か。


 そんな次回の曲目は、もちろんハイドンから。初期の作品17ー1。そしてメインはベートーヴェンの「第5番」。初期の中では唯一、我々がまだ手をつけていない作品です。

 そして間にはさんだのは、フィリップ・グラスの「第3番」。・・・マニアックな曲ですが、私が推した曲なので一言。

 この曲には「Mishima」の表題がついています。これは三島由紀夫の生きざま(死にざま)を、彼の作品の断片とともに描いた日米合作の映画、「Mishima」の映画音楽として、グラスが作曲したものを、組曲としてまとめた曲です・・・おそらく。英語の解説を流し読みしただけなので、また今度きちんと調べます。

 肝心なその、映画「Mishima」ですが、なんと日本では公開されなかった。遺族の方の反対によるそうですが、残念。でもなんとか見てみたい。

 ということで、ついにDVDを入手しました。インターネットを駆使して・・・よく頑張った、やればできる!すごい時間がかかりました。しかも日本で売られたことがないので、少し高くつきました。

 しかし、三島由紀夫ファンとしても避けては通れない作品。「第41回が終わるまでは…」と、まだ封を開けていませんが、グラスの音楽がどういうシーンで使われているのか楽しみです。(しかし、どう考えても「お茶の間向け」の映画ではなさそうだから、家族がいない時に見なくては…でもヘンな誤解されてもイヤだし…いろいろ気を遣います)


 とりあえずまた、さらに良い演奏会になるように頑張ります。

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2 コメント

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>きのうちさん (中爺)
2011-10-13 08:11:15
 ありがとうございます…って、コメントを読んで意味がわからなかったので激しく動揺して、機械に入れてみたら、大丈夫でした。
 実は正確に言うと、日本で他の名目でゲリラ的に一瞬売られたものなのです。なんだか余計にあやしいですが、とにかく見られそうで安心しました。

定期演奏会、聴きに来て下さってありがとうございました。次回は平日なので難しいと思いますが、また頑張ります。
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Unknown (きのうち)
2011-10-12 14:16:46
定期演奏会,いつもとは違う席から聴かせていただきました。壺井氏の作品,2番,3番,そして「4番」を聴きたくなりました。

ところで,そのDVD,リージョン1ではないかと思うのですが,対応プレーヤーはお持ちですか?
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