今日は、山形Qの夏の恒例、山形市北部公民館でのコンサート。その名も「北部☆夏コンサート」。夏休みに地域の人々を集めて行うイベントです。
もうずいぶん前からやっていますが、何度見ても思うのは、タイトルの「☆」が何とも香ばしい。都会には無い、強烈な「地域感」が伝わってきて、いじらしいのです。こういうのは大事にしたい。
さて、去年は猛暑で冷房の効きが今ひとつで苦労しましたが、今年は大丈夫。外は炎天下でも、集まって下さったたくさんの方々には、涼しい環境で、午後のひと時を生演奏とともに楽しんでいただけたのではないかと思います。
今年は山響オーボエの土屋愛菜さんをゲストに、オーボエ四重奏を聴いて頂きました。
ところで、このコンサートは、公民館から依頼されているものですが、公共施設によくあることで、担当の人がしょっちゅう変わる。
みなさん元市職員の方なので、音楽好きの人はほとんどいない（偏見のようですがデータ上の事実）。しかし、今年の担当の方は、なかなかにマニアックで、音楽にも映画にも造詣が深い。初めて「リクエスト」を受けました。
映画「惑星ソラリス」から、バッハ「主イエスキリストよ、我汝に呼ばわる」。そして、「シンドラーのリスト」。
シンドラーはともかく、「ソラリス」はかなりマニアックです。タルコフスキー監督作品という時点で一般的とは言い難い。その関門を通過したマニアであっても、使われていたバッハの曲まで覚えているとなると、もはやマニアを超えてカルト。市職員にしておくにはもったいない逸材です。
「来年もぜひよろしくお願いします。またリクエストさせて頂いてよろしいでしょうか？」
…お手柔らかにお願いします。
