今朝、長旅で歪んだ体を治してもらうべく整体に行ったら、少し背中を触ってすぐに
「何か心配事でもあるんですか?」
と言われてしまいました。さすが名医・・・お見事。ですがそれよりも、心の状態というものがこんなにもすぐに体に表れるものなのだということに、あらためて驚きます。
少し前から入院していた私の母親の病状が、思っていたよりも芳しくないようなので、明日以降の予定をすべてキャンセル。今晩の大石田でのコンサートの後、その足で東京に向かいます。山響の定期やら山形Qの練習やら、たて込んでいましたが、気持ちよくフォローしてくれるパートやメンバーに感謝しています。
心と体がそこまで密接に関わっているのだとしたら、心の方面から体に対して「良い影響」を与えることもできるはずですよね。つまり気力が大切です。心配するよりも、元気づけに行くつもりで向かうことにします。
「何か心配事でもあるんですか?」
と言われてしまいました。さすが名医・・・お見事。ですがそれよりも、心の状態というものがこんなにもすぐに体に表れるものなのだということに、あらためて驚きます。
少し前から入院していた私の母親の病状が、思っていたよりも芳しくないようなので、明日以降の予定をすべてキャンセル。今晩の大石田でのコンサートの後、その足で東京に向かいます。山響の定期やら山形Qの練習やら、たて込んでいましたが、気持ちよくフォローしてくれるパートやメンバーに感謝しています。
心と体がそこまで密接に関わっているのだとしたら、心の方面から体に対して「良い影響」を与えることもできるはずですよね。つまり気力が大切です。心配するよりも、元気づけに行くつもりで向かうことにします。
しかし脳を専門とする立場から言わせてもらうと、「何を今更?!」という言葉でもあります。
「こころ」という臓器は存在しません。抽象的な概念であり、不安や心配で胸が苦しくなったりするので、「心臓」あたりに「こころ」はあると洋の東西を問わず考えられていました。だから、心臓の事も「こころ」の事も、英語ではheartと言います。
しかし「こころ」という抽象概念の実態は「脳の働き」です。脳がストレスを感じ、その反応として脈拍が速くなったり胃酸の分泌が増えたりして、胸がキュッとなったり胃のあたりが苦しくなったりという「からだ」の反応が現れます。
「こころ」も「からだ」も脳がコントロールしています。当然「わざ」も脳がコントロールする体の動きによるものでしょう。
「心技体」とは「脳」の事なのです。ですから心配なことがあれば体に変化が出るのですね。「笑う門には福来る」というのは医学的にも正しいと思います。ただ「精神論」だけでは体の病とは戦えません。脳が支配出来ない、個々の臓器の病、癌とかウィルスや細菌の感染症には「心技体」が成り立たないようです。それでも明るい心(前向きな脳の働き)は免疫力を高め病を治癒させる方向に働く事は証明されていますので、お母様も「元気づける」というか自ら「明るい心持ち」になるように心を配ってあげてください。
なんだか「上から目線」的発言で申し訳ありませんが、「笑顔」が一番だという結論です。
癌でも最後にものを言うのは「免疫力」なんですよね?明日の手術とその後のために、「前向き」に励ましたいと思います。