中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

夏の第九

2024-07-19 22:23:00 | 山形交響楽団

 今週末の山響は「第九」公演。毎年年末に山形テルサで行っているのとは違う、新しい「やまぎん県民ホール」での「初めての第九」です。

 これによって、コロナの間に常任指揮者である阪哲朗氏とともに創ってきた、ベートーヴェンの交響曲全曲のDVDが完成することになります。
 
 「第九」と言えば、これを弾き終わると「良いお年を!」と声をかけあって、冬休みに入るという体内リズムが出来上がっておりますが、今回は「真夏の第九」。
 
 今日からリハーサルが始まりましたが、やはり「時差ぼけ」のような感覚が抜けない。とくに最終楽章。休憩でホールの外に出た時の暑さに、ものすごく違和感がある。
 
 阪哲朗氏の解釈は、余計なものを極力排して、曲本来の引き締まった骨格を浮かび上がらせるものです。現代的と言うべきか古典的と言うべきかわかりませんが、とにかく「いつものやつ」とは違う新鮮さがあるのは確かです。
 
 「冷やし文化」の山形。暑い最中に「第九」も、なかなか良いものです。…もちろん「熱い演奏」にはなると思いますが。
 
 お時間のある方はぜひ!

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