大地一人の若いころの話だ。
大地一人の知っている
ソープランド嬢は、
申し分のない女だった。
かわいくて、
仕事熱心。
性格的にも、とてもマジメだ。
こんな女性を見ると、
つい訊いてみたくなった。
「ねえ、なぜ、ソープに勤めるようになったの?
君なら、どこでも勤められるって思うけど・・・」
すると彼女、ちょっと考える様子だったが、
壮絶なイジメ体験を話し出した。
彼女は、どんなところに勤めても、
女たちからイジメられたんだと言う。
つまり、彼女はかわいいので、職場の男たちの注目を浴びる。
すると他の女たちからの猛烈な妬みを買う。
しかも彼女、おとなしいので、
罵詈雑言を言われやすく、
いつも他の女たちから、
「あんた、**さんに、色目、使うんじゃないよ」
とか、
「私の彼、取ったわね」
などと、
言われ続けんだという。
そして彼女は女たちに絶望した。
話を聞いて、
大地一人、「なるほどな」と思った。
確かに、彼女を見た感じでは、
そのイジメに対抗しうるような強い女ではない。
言い返せなくて、きっと、どの職場に行っても、
泣いていたんだろうな・・・と思った。
女たちを怖いと思い、逃げ出したいと思ったんだろうな・・・
そんな彼女にとって、結局、味方になるのは、男しかいない。
で、ソープランド嬢という職業を選択せざるをえなかった・・・
というわけだ。
ホステスという手もあるが、
これはこれで、女たちの葛藤は、ものすごいものがあるんだ。
おとなしい彼女には、向いていないのである。
昔、「恋のから騒ぎ」という番組があった。
(日テレ)
この11期生にも、そういうイメージにピッタリの子がいた。
河島 未怜だ。
かわいくておとないしい河島 未怜は、いつも、
他の女たちから、イジメられていた。
「ぶりっこ、ぶりっこ」と言われて。
もしも彼女が職場にいたら、
他の女たちは、
彼女を徹底的にイジメ抜くんじゃないだろうか?
俺はいつも以下のように、思うんだ。
女性解放論者たちは、必ず言う。
「女たちよ!私たち女は一致団結して、男の横暴に対して、断固戦おう!」
俺は、アホか・・と思うんだ。
「かわいい女たちをイジメ抜いているのは、おまえたちじゃないか!」
「おまえたちが、おとなしい女たちの発言力奪い、絶望に陥れているんじゃないのか!」
「おまえたちこそが、かわいい女たちを泣かせてきたんじゃないか!」
多くの女たちにとって、
おまえたちこそが敵なのだ。
そして女性解放論者たちは、
「弱い女たちに同情する振りをしながら」、
実際は、「弱い女たちを踏み台にして」、
国会議員や大学教授になっていく・・・・
そういうプロセス。
ん?
このプロセス、何かに似ているぞ!
そう!
共産主義だ。
共産主義のリーダーたちは、
「弱い市民」を同情する振りをしながら、
結局は、「弱い市民」のことなんか、ちっとも考えていない。
要するに、自分自身が権力を握りたいだけなのだ。
ソ連を見ても、支那を見ても、北朝鮮を見ても、
日本の共産主義のリーダーたちなどを見ても、
明らかではないか!
共産主義を標榜し、市民運動をしている人たちは、
純粋な人は多い。
ほとんどはそうだと言っていい。
(ただしリーダーの中にも、立派な人はいる)
そしてまた!
確かに、ひどい資本家や地主などの
ブルジョアも多い。
また女性解放運動も、必要なことは確かだ。
なぜなら、横暴な男たちも多いからだ。
セクハラをする男も多いからだ。
しかし!
市民や女たちを、徹底的にイジメ抜いているのは、
実は、「強い共産主義のリーダーたち」であり、
「強い女性解放論者たち」だったのだ!
いつも思うんだ。
女性の本当の味方は、男しかいないではないか!・・・って。
女は、一見、「親友」の振りをして、
心の奥では、親友の不幸を願っているんじゃないのか?
少なくとも、親友が、玉の輿に乗り、
金にも子供にも恵まれるのは、
心穏やかではないだろう・・・
真実を申し上げて、すまないが、
おとなしくかわいい女たちへのイジメを見ていると、
こういう文章を書かざるをえない・・・ということだ。
確かに、一部の横暴なダメ男はいるが、
女性の本当の味方は、男しかいない!
女同士の友情は、ほどほどにしておけ!
あなたを真に幸福にはしない!
・・・このように、いつも思っている大地一人だ。
決して、シニカルな見方ではないと思う。
間違いのない真実だと思うんだ。