私の勤める短大の卒業式。
先日行われました。
まず式が開始早々、
君が代が流れた頃から、目がウルウル。
2年間の彼女たちとの交流の思い出が、ぐっと迫ってきました。
一人一人の学生が、卒業証書をもらうのを見ていると、
普段の服装とは違い、また髪もアップ、化粧もしているので、
完全には見分けがつきません(笑)。
8割方は、羽織袴です。
式の後、謝恩パーティ。
いろいろな学生と話し、
多くの学生に「先生、写真撮ろう」と言われて、
写真に収まりました。
心の底から、彼女たちの幸福を願わずにはおれませんでした。
また私自身にとっても、この短大は卒業。
思い起こせば、超薄給の3倍以上は一生懸命やったつもり。
学生への愛情は、自分でも驚くほど深く、
1年365日、いつも彼女たちのために行動したこと・・・
これだけは100%確かです。
神を深く信じる私が言うのですから、
間違いはありません。
ウソだとすれば、舌を抜かれ、
八つ裂きにされてもいいでしょう。
でも・・・
きっと彼女たちは翌日にでも、
すぐに私のことなど忘れることでしょう。
しかし私の心の中に、彼女たち、一人一人のことは、
ずっと残るんでしょうね。
(本当はさっさと忘れた方がいいんでしょうが)
ある意味で、女性は20歳頃が最も美しい。
その一番美しい時期を、
2年間も一緒に過ごせた私は幸せ者でした。
一人一人の学生の個性に応じて、付き合いました。
成績の悪い子、良い子、そんなこと全く関係ありません。
就職先?・・・そんなことも全然、関係ありません。
皆が平等・・・・全員を、自分でも驚くほど強く愛しました。
就職活動で困っている彼女たちに、私はたまらず授業中に言いました。
「もしも辛いことがあれば、スカイツリー方面に捨ててね!
私がパクパク食べてあげますから・・・」
彼女たちの笑顔を見ていると、胸に迫ってきて、言いました。
「病院に勤務しても、あなたたちだけは健康でいてくださいね」
長々と、健康の秘訣を述べました。
一人一人が、天命を全うするまで、
健康で素敵な人生を送ることを、
心より念じました。
幸い、私の授業は、皆が静かに、
そして熱心に聞いてくれました。
いい仕事をしてほしいと思いました。
いい結婚をしてほしいと思いました。
素敵な子供を生んでほしいと思いました。
そして素晴らしい孫にも恵まれてほしい。
・・・・・・
ああ、書けばキリがありませんよね。
そしてまた愚かな私も、彼女たちのおかげで、
アリンコのワキ毛3本半でも、精神的に成長できたでしょうか?
ノミのスネ毛5本ほどでも、まともな人間になれたでしょうか?
とすれば、私こそ、学生一人一人に、深く感謝申し上げたい。
とにかく私にとって、100点満点の卒業式でした。
おっと!ごめんなさい!
二人の男子学生がいたことを忘れていました。
彼らとも、いろいろ話しました。
授業の後、1時間近く話し込んだことも・・・
二人とも、なかなか素晴らしい男性でしたよ。
これを書きながらも・・・
涙が幾筋も頬をつたう私。
くりかえし鼻水をすする私。
いつまでたっても、ダメな私ね~♪
・・・グスン。