中村うさぎは50代半ば、俺より5歳下。
いつも「自分を変えたい」と思っている女だ。
だから、いろんなことをする。
同志社大学文学部英文学科卒業後は、
コピーライター、ゲーム雑誌ライター、ライトノベル作家などをし、
その後エッセイストとして、本をたくさん出している。
彼女は、実体験を行う女であり、
顔の整形(12箇所)、豊胸手術、デリヘル嬢としての風俗勤務体験
・・・などを行っている。
また閉経後、
HKB48(閉経Bフォーティーエイト)を結成したが、
こっちは失敗した。
現在の夫は香港人で同性愛者。
セックスは家庭に持ち込まず、どんな恋人と会おうと干渉しない
・・・という約束をしている。
もともと彼女は、福岡県出身。
その後、親の転勤で横浜や大阪に住んだことがある。
最近は病気がちで、
筋肉がうまく動かないスティッフパーソン症候群と診断されている。
これ、自己免疫疾患だ。
この病気で、死ぬ目にも遭っている。
そもそも中村うさぎは、
「自分でも自分がサッパリわからない」と思っている女だろう。
しかも、「いつも過去の自分を変えたい」と思っている女だ。
ブランド品などの買物に異常な興味を抱く理由がここにある。
そして、借金に苦しむが、
もともと「過去を捨てたい」と思っているから、
案外、大借金も平気の平左だ。
そういう中村は、当然スッピンも見せる。
マゾでもあるから、
自分を苛めたい・・・という気持ちも、すごくあるんだ。
しかし、「過去を捨てたい」ので、
「自分を苛めたい自分」からも、
案外自由なんだ。
(あんた、わかる?)
そういう彼女は、
女性ファンが多い。
しかし、根っからの、やじ馬読者だ。
やじ馬読者たちは、
彼女のエッセーを読み、
「自分が逆立ちしてもできない体験」に、
すっごいカタルシスを感じる。
「こら、オモロイで!」と思う。
でもさ、しょせん「やじ馬読者」なので、
中村のことを、心から心配しているわけじゃない。
やじ馬読者たちは、
「ああ、また変なことやってるがな」
と思っている。
また、中村も、そういう読者で結構・・・と、腹を据えている。
(ここが大地一人との違いだ。
俺は、自己保存本能が、中村よりも、3倍はあるだろう)
中村は、「自分が嫌いで、でも逆境でも、ヘッチャラ」なので、
読者の要求に、精一杯応えようとする。
これって、悲しい演技者なんだが、
でもそういう惨めな自分も、中村は肯定しているんだから、
面白い女だぜ。
つまり・・・
読者は、中村の不幸を、内心求めているので、中村は不幸になるが、
また読者は中村の本は面白いと思っているので、
心肺停止になっても、中村は、なぜか生き返る・・・ってわけだ。
彼女の救いは、
「何事も気にしないこと」だろう。
これをとことん、徹底させれば、
神様に救われるだろう。
俺としては、「死刑になっても、笑って殺される中村」を見たい。
福岡出身の女は、
面白いのが多い。
ダンチで、日本一面白い女を生み出す県だ。
(俺は、隣の佐賀県出身だ)
福岡は、魅力的な女が、本当に多いけんね。
大地一人、どんな女も料理できる。
神を愛し、基本的に女が好きだからだ。
今後、中村は、どう変わるんだろう?
でも、こういう女性とは会いたくないね(失礼)。
最後にマジメなことを言いたい。
中村に望むことは、
自分を大切にして欲しいということだ。