漫画家の水木しげるが亡くなった。
彼の漫画の底にあるのは、
戦争体験だ。
彼は「ゲゲゲの鬼太郎」を書いたが、
実際の戦争は、
「ゲゲゲの鬼太郎」の100倍以上、
気味の悪いものであり、
また悲惨なものだ。
でも、戦争から戻ってきた兵士は、
また「柔和な市井人」に戻る。
しかし、ときどき、
「鬼の顔」を見せることがあった。
武田鉄矢の父親は、
酔うと、包丁で、子供たちを殺そうとしたという。
これ、フラッシュバックという。
フィリピンやニューギニアでは、
異常な食糧不足のため、
日本兵同士が殺しあって、
人肉を食べたという。
これ、100%、真実である。
幸い、戦争の真実は、動画として残っている。
また多くの人々が本に綴っている。
たまには、これらを見たり読んだりして、
「不戦の思い」を強くしたいものだ。