今日(2014年5月14日)
八百屋に買物に行った。
25歳くらいのレジの女の子が、
かっこいい時計をしていたので、
大地一人、思わず、
「お、その時計いいね!」
と叫んだ。
すると、そばにいたオバサン(45歳くらい)が、
「している人がいいからでしょ!」
と言った。
大地一人、内心、その通りだと思った。
実際、その子は、メチャかわいい顔をしていた。
でも、大地一人、内心をごまかして、
「ファッショナブルな感じがするよ」
と続けた。
するとオバサンは、もう一度、
「している人がいいからでしょ!」
と繰り返した。
ここまで、真実を言われちゃ、仕様がない。
大地一人、
「している人も、いいけど、
時計もいいよ。
オバサンがしても、かっこいいよ」
と言った。
オバサンは、ハハハハと、陽気に笑った。
ウチの母がよく言った。
「(皇后の)美智子さんが、真珠のネックレスをすると、
ニセモノでも、何百万に見える。
普通の人がすると、何百万でも、
ニセモノに見える」
レジの女の子の時計は、
安物だったかもしれないが、
確かに、きらきらと輝き、高級品に見えた。
帰ってくると、
自宅近くで、
「白塗りの芸者」に出会った。
舞妓さんのようだった。
俺は、思った。
「レジの女の子に、こういう格好をさせたら、
本当に、似合うだろう」
って。
値千金とはこのことだ。
かわいい顔の女の子は全員、
舞妓の格好をさせたいと思った。
それだけでもう、女たちは、
この世に生まれてきた意味があるように思った。
女は黙っていても、女になれる。
男は努力しないと、男になれない。