仙台にとっては勝ち点3取ったことが全てでありそれが何にも替えがたい大きなものだ。内容に目を向ければ2点目が奪えなかったことなどマイナスも挙げられるがそこは大目に見たい。
京都はドゥトラ不在の影響か、全体的に選手間の距離が遠くチームとして噛み合っていなかった。だからあまり危険な場面を作られることもなく。ディエゴはサイド中心でプレーしていたので中央での怖さがなかった。CBに屈強タイプを並べSBに上下動できる二人を置く辺りには秋田色が見受けられた。サイドを起点にしようとするのはやっぱり鹿島のイズムがどこかに染み付いているからだろう。
仙台としては現状考えうるベストメンバーを揃えて形を出すことが出来た。それでしっかり勝ち点を積み重ねているから問題はない。フェルナンジーニョと赤嶺の加入が本当に大きい。逆に守備面ではエリゼウに不安定要素が見てとれた。スピードの絶対値や1対1の対応など。ここはオフの補強ポイントだろう。
次の神戸戦が仙台の山場になるからそこを乗り越えれば残留は概ね見えてくる。次に繋げるためにもこの京都戦の勝利は大きかった。